88:4新技術商業的な実現可能性近代的なスタジアムの設計は技術がもたらすメリットを最大限に活用することを狙いとするようになっており、革新的な技術が次々に利用可能になっている状況でもあります。うまく使えば、マルチメディアや双方向の技術は観客の観戦体験の質と喜びを向上させるために生かせるでしょう。規模の小さなスタジアムは予算にも限界があると思われますが、何から何までとはいかなくとも、ある程度の技術進化を利用できる立場にはあるはずです。スタジアム設計には、将来的な利用を念頭に置いたケーブル配線用の溝や信号受信に対する配慮が必要です。事前の設置に要する費用は事後対応に伴う費用よりも少ないものです。新技術の導入携帯電話、PDA(携帯情報端末)、GPSシステムなどの機器は日常生活における必要性が高まる一方です。スタジアム・デベロッパーも運営、メディア対応、そしておそらく最も重要である観客とのコミュニケーションにこれらの技術を活用しない手はないでしょう。スタジアムでの利用に特化したオーダーメードの技術的ソリューション提供を専門とする業者が続々と現れています。ビデオ壁、テレビ・スクリーン、自動情報システムといったマルチメディア設備は、今後ますます洗練度と多用途性が高まることでしょう。例えば、3Dテレビは既に現実となっています。よりクオリティーの高い映像スクリーン、情報表示パネル、スタジアム内の情報ネットワークなどは、どれも未来の観戦体験をより向上させる一助となるでしょう。Wi-Fi利用が可能なスタジアムは、携帯電話、その他のインターネット利用機器に高い接続性を提供することから、観客は観戦/鑑賞Fシステムおよび電気系統の設置
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