UEFAガイド:良質なスタジアム建設の手引き
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70スカイボックスとオープンプランVIPエリアスカイボックスは直接ピッチを見渡すことのできる、周囲を覆われた個室タイプのスペースです。各ボックスには専用のテラス座席が割り当てられているのが一般的です。ゲストがある程度のプライベート感覚を楽しみつつもスタジアムの雰囲気をじかに味わえるよう、テラス席はボックスの外に他の座席エリアから隔離された形で設けられているのが望ましいでしょう。スカイボックスは地元企業や個人を対象にシーズンを通した貸し出しが可能であり、付随するケータリングサービスによる収益をももたらす確かな収入源となることから、近代的スタジアムでは非常に人気があります。スカイボックスの個数、サイズ、デザインは会場ごとにさまざまであり、クラブのステータスや地元のマーケット事情に影響されるものです。地域によっては、スカイボックスが企業によるスタジアム利用の定期的な要望に答える最適のオプションになるでしょうし、スタンド内のメインVIPエリア内の座席を好む企業もあるでしょう。スタジアムによってはスカイボックス内にトイレや小さな簡易キッチンまで設けられている場合もありますし、シンプルな家具付きの個室タイプでメインVIPエリア内のトイレやケータリング設備を利用する場合もあります。役員用/会長用ボックスクラブの役員用または会長用のボックスは一般的にVVIPエリアのカテゴリーに属し、特にサイズの大きなスタジアムではその傾向が見られます。クラブやサッカー協会がVVIPや要人(皇族や国家首脳など)をもてなす機会もあるでしょうし、その際には最高レベルの安全と警護のため、他のVIPからも隔離された専用エリアを用意する必要が生じます。クラブの役員や会長がプライベートな環境で会合するための部屋への直接アクセスを備えている役員用/会長専用ボックスもあります。主な利用者および機能

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