UEFAガイド:良質なスタジアム建設の手引き
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66飲食売店 飲食売店は観客の試合観戦体験には欠かせない要素であると同時に、スタジアム運営者にとっても不可欠な収入源です。売店は、一般的には、スタジアム各階のコンコース沿いの何カ所かに配置されます。各売店での行列ができるだけ短くなるよう、ファンが飲食物購入のために長距離を移動せずにすむよう、均等に分散さ:3D観客用アメニティーと関連設備れている必要もあります。設置はボミトリーに近い場所が理想的です。それによって、特に、試合開始前とハーフタイムの座席から売店への迅速な行き来が可能になります。スタジアム設計では、売店近辺に人々が集まり列をつくるために十分なスペースを想定しておく必要があります。ホット、コールド、どちらの飲み物、食べ物についても品ぞろえには主な利用者および機能細かな配慮が必要です。売店では効率的で素早いサービスをファンに提供できる必要があります。しかし、サービスの質が低下してはいけません。地上階に設置されているスタジアムのレストランやバーとは違い、売店は日常的に営業されるものではなく、試合開催日のみの営業が一般的です。温かい食べ物を扱う全ての売店には特別な安全対策が必要で、スタジアムの防火対策に組み込まれていなければなりません。グッズ売場スタジアム運営者は、グッズ売り上げからの収入を伸ばすために、会場での販売方法をメインのクラブショップだけではなく、コンコース沿いに配置された売店にまで拡大する傾向が高まっています。追加されるグッズ売場には、幅広い品ぞろえを用意する必要はなく、最も人気の高い商品群をそろえておくとよいでしょう。コンコース・エリアに設置されたグッズ売場は観客の衝動買いを誘発できる傾向があります。試合前や試合後にメインのクラブショップまで足を運ぶつもりのない観客が、座席への行き来のついでにグッズを購入したくなる可能性があるのです。

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