UEFAガイド:良質なスタジアム建設の手引き
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6本ガイドは、スタジアム建設の委任、設計、建設(改修)に携わる方であればどなたでも参考にしていただけるように作成されています。スタジアム建設のプロジェクト発足から竣工式典まで、設計や建設工事を含む全事項を網羅し、各事項の指標を読みやすい形で提供することを目的としています。スタジアム建設を望むサッカー協会やクラブには、往々にして、この手のプロジェクトを実施するために必要な技量や経験を持つ人材が不足しているものです。本ガイドは、サッカースタジアム建設を経験したことのない方々、あるいは、そのようなスケールの大きさと複雑さを伴う設計や建設に本格的に関わった経験を持たない方々を対象として、実際にプロジェクトを遂行するには何が求められるのかを理解していただくためのものです。内容はかなり多岐にわたっていますが、アドバイスとしてそのまま受け取っていただくためのものではありません。本書で説明されている多くの要素を含む多種多様な要因によって、個々のプロジェクトがそれぞれ独自性を持つことになるからです。しかし、本書にはスタジアム建設プロジェクトに携わってきた専門家の、経験に基づく指標が示されています。その指標により、陥りがちな落とし穴を避けることが重要だと考えています。スタジアム建設プロジェクトの工程を時系列順に説明するように構成されており、プロジェクトチームの結成や建築家の選定から、設計案の評価、法規、財務および技術面での問題解決、さらには全スタジアム設備の把握、そして最終的には建設業者の決定から開設へと至るプロジェクト管理まで、広範囲に及ぶ事柄に関する推奨や注意事項が簡潔に記されています。その後には、ケーススタディーと本ガイドの対象と目的『良質なスタジアム建設の手引き』制作チームマーク・フェンウィック(シニアパートナー フェンウィック・イリバレン・アーキテクツ)トリグヴェ・ボルノ(UEFAスタジアム・セキュリティー委員)ティエリ・ファブル(UEFA 管理運営部門NAD責任者)ジョアン・タッセル(シニアパートナー タッセル・アルキテクトゥラ)してさまざまな規模の欧州のスタジアム建設成功例が紹介されています。欧州における新スタジアムと既存スタジアムのクオリティーを高めること。それが私どもの狙いであり、その改善は機能とデザインの面だけではなく、各スタジアムの地元地域に対する貢献度の面においても達成されるべきものです。巻末には、本ガイド内で触れている事柄の定義と補足説明を確認いただけるよう、用語解説も設けてあります。さらに知識を深めたい方や特定の事柄に関してより詳しい情報を必要とされている方は文献目録をご確認いただければ幸いです。マーク・フェンウィックRFAフェンウィック・イリバレン・アーキテクツUEFAガイド:良質なスタジアム建設の手引き

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