UEFAガイド:良質なスタジアム建設の手引き
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14A:4財務的実行可能性計画書資金獲得策の例◦民間および公共の投資◦商業ローン/契約締結に基づく資金提供◦行政の援助、補助金、助成金◦スタジアム命名権およびスポンサー契約による収入◦長期間の営業施策(ボックス席、指定席、駐車スペースなどの販売)◦エコ対応関連の収入/助成金収入源スタジアムを日常的に収益を生み出す道具として捉えるコンセプトは真剣に検討されるべきでしょう。その意味では、クラブやサッカー協会そのものからは切り離し、スタジアムを財務が発生する個別の単体と位置付けて考えてもよいかもしれません。コンサート、会議、企業イベントといった副収入をもたらす補足的なスタジアム活用手段を洗い出すべきです。もちろん、こうした多目的利用が可能な仕様にするための費用もしっかりと認識して、その是非を判断しなければなりません。さらにはビジネスチャンスの実現性を確認し、全ての選択肢をきちんと評価するための市場調査も必要となるでしょう。考えられる収入源には以下のものが含まれます。◦観戦チケットおよび年間指定席販売◦VIP席およびホスピタリティー・パッケージ販売◦スカイボックス販売◦テレビ、その他メディアからの収入◦小売業者からの収入とグッズ販売◦クラブ・ミュージアムおよびスタジアムの見学ツアー収入◦広告および企業イベントによる収入◦売店や小売店からの賃貸収入◦特別イベント(コンサート、会議など)収入◦ケータリング(レストラン、売店、催し物)収入◦駐車場による収入資金援助源外部パートナーのスタジアム建設プロジェクト参画の可能性も検討すべきでしょう。株式投資や一定期間の契約を通じて、メディア組織、地元自治体やスポンサー企業との提携を図ることが可能です。賢明で創造性のあるマーケティングは、革新的で有利なビジネス提携という形で実を結ぶものです。スタジアムに関するビジネスチャンスの領域は、往々にして立地条件をはじめとするいくつかの要素に左右されます。公共部門から補助金や助成金という形でスタジアム建設資金を提供してもらうことも可能です。フットボールクラブとの提携は多くの企業やビジネス団体の目に極めて魅力的と映りますから、民間からの資金獲得も可能でしょう。スタジアム建設の戦略的判断

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