101101逆に休憩エリアやバーが設置される空間には、そのサイズとデザインの面で、よりプライベートな感覚が好まれる傾向があります。利用者に疎外感を覚えさせることなく、全体として満ち足りた気分を味わってもらえるよう、人間の持つ感性を刺激することを目的とします。アクセスと人間工学アクセス、移動、位置確認(明瞭な視界や案内表示など)の容易さは、利用者に優しくあるべきいかなる建物にも不可欠です。スケールの大きなものから細かいディテールまで、建造物設計上の特性の全てが人間工学と快適さを重視したものであるべきなのです。感覚の刺激温感、聴覚、視覚、触覚および嗅覚に訴えるさまざまな設計技術によって、人が抱く感覚と心地よさを意識的あるいは無意識的に高めることができます。例えば、それが自然光であれ人工照明であれ、明るさの違いは感覚を刺激するものですし、同様に植物、色彩、質感を利用して刺激することも可能です。これらは、利用者をコンセプトの中心に据えたスタジアムを実現する上で設計に盛り込むことができる多くの可能性のごく一例にすぎません。持続可能なスタジアムの概念
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