J.LEAGUE SEASON REVIEW 2024
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MANAGEMENT-各Jクラブの海外事業・国際交流Jリーグ全60クラブのうち、半数近くのクラブが、東南アジアを中心に各国との海外事業・国際交流事業を推進した。2012年のアジア戦略開始後から長く東南アジアで活動を展開する北海道コンサドーレ札幌、川崎フロンターレ、セレッソ大阪は、引き続き当地との連携を深めた他、2024年は多くのJクラブが海外での活動を展開した。特に、Jクラブによるタイ、ベトナム、インドネシアでの事業活動数は、クラブ海外事業全体の7割前後を占め、年々増加の傾向にある。Jリーグでプレーする選手の獲得に加え、各国のローカル企業や各国進出日系企業とのパートナー契約、現地クラブとの提携による選手や指導者交流、指導者育成サポート、現地スクール事業など、さまざまな領域で事業が加速した。2024年に行った活動の一部事例は以下の通り。70写真提供:FC町田ゼルビア写真提供:ヴァンフォーレ甲府写真提供:FC町田ゼルビア写真提供:ヴァンフォーレ甲府東南アジアに複数回渡航し、現地とのネットワークを拡げ、クラブアカデミー遠征大会でのスポンサーアクティベーションを行った。また、複数の日系・ローカル企業の協賛を得て、10月にタイ、12月にはベトナムで独自のサッカークリニックを実施した。インドネシアの大手企業がメインのパートナー企業となり、ジャカルタ、バンドンに加え、パートナー企業の拠点でありインドネシアの首都移転予定先にも近いバリクパパンでのサッカークリニックを開催した。また同時に、インドネシアに進出する多くの日系企業の協賛協力も得て、日本、山梨県とインドネシアの交流を促進するイベントとなった。ヴァンフォーレ甲府:インドネシアFC町田ゼルビア:タイ

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