J.LEAGUE SEASON REVIEW 2024
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TOPCS-明治安田J3リーグでは大宮アルディージャが優勝しました。大宮は歴史も含めて、クラブのサイズは以前と比べると小さくなったのかもしれませんが、成績的には圧倒していました。もちろんそのぐらいの力のあるクラブではあったと思います。-レッドブル参入はリーグ初の外資による買収でした。世界のサッカーマーケットが日本にどう注目するか、注目を集めるかということが、Jリーグにとってもクラブにとってもすごく大事なことです。閉じた中で興行しているだけではないのがJリーグなので、そこに関しては一定の評価をされたと考えればいいのかなと思います。-FC今治とカターレ富山もJ2に昇格しました。仲間が集まったときのパワーがクラブを強くするのだと思いますが、まさにそのような感じなのではないでしょうか。人口も、もっと大きなところがJ3にもいっぱいある中で、素晴らしいことだと思います。もちろん目指すところはまだ先なのでしょうが、一足飛びにはいきません。10年前には想像できなかったものが、地域には生まれたはずです。-FC町田ゼルビアはJ1昇格1年目で3位という結果でした。現場の努力と合わせて、クラブが売り上げを大きくし、上手に投資すると、しっかり順位も上に行けるんだということが体現された結果だと思います。J1昇格1年目ですが、その点が秀でていたと感じてます。-東京ヴェルディはAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得に迫る成績で、アルビレックス新潟はJリーグYBCルヴァンカップで準優勝しました。素晴らしい結果だったと思います。ファン・サポーターを含めたクラブ全体の一体感とか、勝つためにはいろいろな要素が必要だけど、最も少ない費用で結果を出すというのはすごいことだと思います。J1も20クラブになり、優勝をリアルに狙えるクラブと残留を何としてでも目指すというクラブと、目標はそれぞれだと思いますが、少ない予算で、もっと成長していく途中の段階のクラブがサッカーの内容も含めてJ1に残ったというのは、これは本当に素晴らしいことだと思います。-ファジアーノ岡山はJ2で16年を過ごし、念願のJ1昇格を決めました。長かったですが、着実に力をつけたのではないかなと思います。クラブ力的なものを感じます。来シーズン、上のカテゴリーでどう戦っていくのかがとても楽しみです。I07

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