TOPCS-「Jリーグ×小野伸二スマイルフットボールツアー for a Sustainable Future supported by明治安田」元年を振り返って。I182024年4月から、北は北海道コンサドーレ札幌、南はFC琉球まで60クラブのうち15クラブで約1,900人の小学生に向けてサッカー教室とサステナトークを行ってきたJリーグの小野伸二特任理事と辻井隆行執行役員から、このプロジェクトに対する思いを聞いた。小野伸二特任理事(以下、小野) 第1回から多くの方にご協力いただき、子ども目線に立ってどうしたら楽しんでもらえるかと、毎回アップデートしてきました。良いチームワークで、楽しく、子どもたちを笑顔にできる会になっていますね。辻井隆行執行役員(以下、辻井) その核になっているのが小野さん。引退されて、未来の世代に理屈抜きで「サッカーって楽しい」と感じる体験をしてほしいとの思いを伺いました。そこでJリーグというプラットフォームを使ってもらえればと始まった。一番の目的は「スマイルフットボール」の名の通り、ボールや仲間と向き合って、小野さんと一緒に笑顔のあふれる会にすること。ポジティブなエネルギーが、スタッフ、さらにパートナー企業にも伝播し、回を重ねるごとに良いものになっています。小野 みんなで反省も課題も言い合えています。小学1~3年生の低学年と、4~6年生の高学年との二部制でやっていますが、当初は低学年からだった順番を逆にしたことも一例です。高学年は体も大きく、後半だとコーチ陣も体力的にきつかったんですね(笑)。全力で二部とも楽しめるようにと提案したら、受け入れてくださった。より笑顔で子どもたちと触れ合える時間が増えました。辻井 小野さんを軸に、スタッフもアイデアを次々に出してくれます。サステナトークで2100年の天気予報を紹介するパネルも、当初は環境省のホームページにあった写真をそのまま使っていました。でもJリーグ辻井隆行×小野伸二SPECIALTALK
元のページ ../index.html#18