J STATS REPORT 2024
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● 2024シーズン 各リーグのシュートパターン別の成功率● 2024シーズン 各リーグの得点パターン■J1 ■J2 ■J3● J1 シーズン別のシュートパターン推移● J1 シーズン別の得点パターン推移● 2024シーズン ゴール期待値を大きく上回った選手0%20%0%20%リーグチームリーグチームリーグチーム32.8%29.9%28.6%2020202120222023202424.8%31.5%28.0%27.9%32.8%27.1%27.2% J1は得点パターンにおけるセットプレーの割合が32.8%と唯一30%を超えており、セットプレーからのシュート成功率も14.5%と最も高くなっている。一方で、パスやドリブルからのシュート成功率は、いずれもJ1<J2<J3となっており、カテゴリーが上がるほどパスやドリブルで崩し切って得点を挙げることが難しくなっているのがわかる。全てのカテゴリーでクロスからのシュート成功率が最も高く、重要な得点パターンとなっているが、J1では相対的にセットプレーの重要性が高いといえる。 J1における直近5シーズンの得点パターン推移を見ると、セットプレーは増加傾向、パスは減少傾向にあり、2020シーズンと2024シーズンで数値がほぼ逆転した。シュートパターンも同様の傾向ではあるものの、2020シーズンと2024シーズンを比較した際の増減は得点パターンよりは少なく、セットプレーからの得点効率の高さを示している。40%60%80%60%40%33.1%80%7.3%4.9%6.7%6.7%6.5%選手ゴールゴール期待値選手ゴールゴール期待値選手ゴールゴール期待値23.7%21.1%6.5%27.4%20.4%8.0%26.4%21.1%8.1%20.1%20.5%23.7%23.8%21.1%28.2%23.7%19 7 9 8 10 13.4 2.3 4.6 3.7 5.7 23 18 12 14 18 16.3 11.8 6.0 9.0 13.0 131916897.313.310.43.14.215.9%14.3%15.7%14.7%15.0%14.4%14.4%15.9%■セットプレー ■パス ■クロス ■ドリブル ■その他20202021202220232024 選手別にゴール数とゴール期待値の差分を見ると、J1はジャーメイン 良(ジュビロ磐田)、J2は得点王に輝いた小森 飛絢(ジェフユナイテッド千葉)、J3は岡田 優希(奈良クラブ)と藤岡 浩介(FC岐阜)が最大となり、いずれも高い決定力を発揮した。中でも、小森 飛絢は期待値を6.7点上回り、全カテゴリーの中で最も大きな差分を記録した。5.6 4.7 4.4 4.3 4.3 6.7 6.2 6.0 5.0 5.0 ジュビロ磐田のジャーメイン 良は、4月までに2桁得点を達成し、シーズン序盤にゴールを量産。J1では18シーズンぶりの記録となった。5.75.75.64.94.8100%25%20%15%10%5%0%100%0%差分差分差分14.5%14.2%12.1%セットプレー20%40%36.1%33.6%34.2%33.0%31.1%24.1%22.5%20.5%12.9%11.7%9.9%パスクロス13.8%14.7%11.2%10.6%8.5%7.0%ドリブルその他100%60%80%11.5%11.0%10.9%10.8%12.2%33ジェフユナイテッド千葉の小森 飛絢は、9月9ゴールを記録。リーグ戦で月間9ゴール以上を決めたのは、2019年11月の オルンガ(柏レイソル) 以来史上12人目で、日本人選手としては三浦 知良、中山 雅史に続いて3人目の記録となった。■セットプレー ■パス ■クロス ■ドリブル ■その他磐田広島鹿島広島新潟ジャーメイン 良新井 直人濃野 公人トルガイ アルスラン谷口 海斗千葉いわき長崎甲府長崎小森 飛絢谷村 海那マルコス ギリェルメアダイウトンマテウス ジェズス奈良岐阜福島松本宮崎岡田 優希藤岡 浩介塩浜 遼村越 凱光武 颯14.5%25.0%15.1%27.8%15.1%26.7%14.6%28.9%15.0%29.5%■セットプレー ■パス ■クロス ■ドリブル ■その他12.9%12.6%13.1%12.8%12.2%189

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