● 2028年ロサンゼルスオリンピック世代の出場時間(全カテゴリー)アシスト順位123456111084141● 笠原 昂史 スタッツ2位1位2位5位1位2位9位1位1位※MT:ミドルサード※DT:ディフェンシブサード25 守備面では、ディフェンシブサードでのボールロスト数がリーグ最少で、同エリアでのボールロストから失点がないのは大宮アルディージャのみであった。リスクのある低い位置でのボールロストを減らすことに成功していたといえる。さらに、ピンチを迎えたシーンでもゴール前に立ちはだかったのがゴールキーパーの笠原 昂史。セーブ数はリーグ2位の多さとなる108回、セーブ率ではリーグ1位の77.1%を記録し、J3屈指の守護神として君臨し続けた。 また、守備から攻撃への切り替えでもクオリティの高さを発揮した。ボール奪取エリア別の得点数と得点率を見ると、ボール奪取エリアを問わず得点を奪えていることが読み取れる。相手に押し込まれて低い位置でのボール奪取となったとしても、効果的な攻撃を繰り出すことができていた。 最後に紹介したいのは、アカデミー出身選手の躍動だ。今シーズン、最終ラインの主力として多くの試合に名を連ねた市原 吏音、浦上 仁騎、村上 陽介の3人はいずれも大宮アルディージャのアカデミー出身選手である。特に、市原 吏音は2028年のロサンゼルスオリンピック世代においてJリーグ全体で2位の出場時間を記録。空中戦に強いセンターバックで今シーズンは4ゴールを挙げており、今後の成長が楽しみな逸材だ。他にも、フィールドプレーヤーでリーグ唯一の全試合フル出場を達成した小島 幹敏や、プロ4年目でキャリアハイとなる31試合に出場した大澤 朋也など、年齢、ポジションを問わず多くのアカデミー出身選手がピッチに立った。クラブのアイデンティティの結実が随所に見えたシーズンだったといえる。●大宮 ボール奪取エリア別の得点数 と得点率AT奪取数得点得点率216115.1%※AT:アタッキングサードMT奪取数得点得点率949192.0%DT奪取数得点得点率1205131.1%大関 友翔市原 吏音國武 勇斗保田 堅心橋本 陸斗※2005年以降生まれの選手が対象● 自陣空中戦勝率順位12345秋山 拓也野々村 鷹人市原 吏音宗近 慧辻岡 佑真選手チーム福島大宮奈良大分YS横浜※自陣空中戦100回以上の選手が対象選手チームFC大阪松本大宮讃岐宮崎17位1位1位276826952070202517019789839594出場(先発)出場時間(分)セーブセーブ率クリーンシートデータ項目カテゴリー出場時間(分)出場(先発)32(32)31(30)35(26)31(23)27(18)空中戦勝率80.8%77.4%76.1%72.0%71.8%空中戦勝利空中戦120115109132131 38(38)342010877.1%1723212198269529843039データリーグ順位ゴール出場2731313436出場時間(分)全試合フル出場
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