● 前節からの先発変更人数順位1234567891010121314141616181920521403692● 前節からの先発変更人数別の結果2人以下3人以上勝分負● 乾 貴士 個人スタッツの昨シーズン比較● ボール保持率と相手陣サイドエリアへの左右ロングパス成功数ボール保持率(%)01481917161151175136102941820312565452504846445010016112368.8%1位351位2.191位33.2%J2平均勝率※開幕戦を除いた37試合が対象150200250清水,4721142566.7%1位444位2.102位41.7%202332(27)21731024192383202430(24)209930035021 さらに、多くの選手を起用して誰が出てもクオリティの落ちないチームをつくり上げたことが、安定した成績につながった。前節からの先発変更人数と試合結果のデータを見ると、清水エスパルスは1試合平均で2.54人を入れ替えており、トップ6の中で最も高い数値となっている。リーグ平均では3人以上変更した試合の方が勝率は落ちる傾向にあるが、清水エスパルスは3人以上変更して臨んだ試合で11勝2分3敗の好成績を収め、その勝率と勝点でリーグトップを記録した。 チームの特徴としては、ポゼッションを中心にゴールを狙うことがベースにあり、パス数がリーグ2位、ボール保持率がリーグ3位とスタッツにも表れている。その上で注目したいのが、ロングパスの使い方だ。相手陣サイドエリアへの左右ロングパス成功数292本は、リーグ2位の藤枝MYFCの225本を大きく引き離してリーグトップとなっており、ボール保持率が高い他のチームと比較しても違いが見られる。さらに、そこからシュートに至った数もリーグ最多であり、ピッチの幅をうまく使いながら深い位置まで攻め込み、相手の守備網を攻略するチームであることがわかる。 攻撃の中心として輝いたのが、J2ベストイレブンにも選出された乾 貴士だ。ゴール関与プレー(ゴールにつながった3プレー以内のオープンプレー数)は21回で、昨シーズンに引き続きリーグ1位を記録。さらに、攻撃だけでなく守備でも貢献度の高さが見られ、守備系のスタッツが昨シーズンと比較して軒並み上昇。攻守でチームの支えになり、優勝の立役者となった。成績順位チーム甲府徳島鹿児島愛媛大分清水水戸山口千葉岡山藤枝仙台秋田平均3.352.952.732.652.622.542.512.492.242.142.142.112.001.841.841.761.761.701.321.142.19横浜FCいわき山形栃木群馬長崎熊本平均熊本,15いわき,18鹿児島,24山口,16群馬,13岡山, 14愛媛, 7相手陣サイドエリアへの左右ロングパス成功数※チーム名の横の数字:相手陣サイドエリアへの左右ロングパス成功からシュートに至った回数。●のサイズは回数の大きさを表している。試合数勝率勝点平均勝点出場(先発)出場時間(分)ゴールゴール関与プレータックルブロックこぼれ球奪取山形,32藤枝,29徳島,26長崎,33大分,14横浜FC,41千葉,34仙台,31甲府,18水戸,26栃木, 25
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