京都からJR嵯峨野線の快速で20分、亀岡駅(写真右下)前に建設されたサンガスタジアム by KYOCERAプライフーズスタジアム新幹線・小倉駅から徒歩7分、シーサイドにあるミクニワールドスタジアム北九州【まちなか】 2010年11月、北九州市が山陽新幹線・小倉駅の北500mの立地にギラヴァンツ北九州のホームとなる「まちなかスタジアム」計画を打ち出し、17年3月にオープンした。 京都府では“サンガスタジアム by KYOCERA”が20年1月に竣工。JR嵯峨野線・亀岡駅の目の前という絶好の立地だ。【複合】 “パナソニック スタジアム 吹田”と大阪モノレール・万博記念公園駅との間には、大型商業・レジャー施設「EXPOCITY」がある。2015年10月にスタジアムが竣工し、翌11月にこの大型複合施設も開業。当該エリアを「万博スマートコミュニティ」と称し、共同で再生可能エネルギーの活用、複数施設でのエネルギー利用、広域災害時の自立電源の取り組みが行われている。大規模複合施設とスタジアム、相乗効果による「まちづくり」が期待される。 JR長崎本線・長崎駅から徒歩10分の中心市街地に「長崎スタジアムシティプロジェクト」がスタート。V・ファーレン長崎の新ホームスタジアムを核に、オフィス、商業施設、ホテル、マンションなどワクワク感あふれるまちづくりを目指す。 15年8月、“県立カシマサッカースタジアム”に「アントラーズスポーツクリニック」が開院。整形外科とリハビリテーション科の診療は鹿島アントラーズのチームドクターらが行い、プロスポーツ選手に施してきた高度な医療が地域住民に還元されている。【防災】2016年10月に八戸市に完成した“プライフーズスタジアム”はJ3の開催基準も満たす天然芝のスタジアムと、夜間照明を備えた人工芝のグラウンド。地区の交流施設(コミュニティーセンター)となる諸室も備え、日常利用もしやすい。また、最大クラスの津波から被災を免れる一時避難施設としても機能する設計で、沿岸部の防災拠点として一体的に整備される。動き始めた日本のスタジアム
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