J STATS REPORT 2023
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● チーム別の裏抜け回数とシュート率(1試合平均) 2023シーズンに最も裏抜け回数が多かったのは、北海道コンサドーレ札幌で1試合平均58回。最も少なかったのはアビスパ福岡の33回となった。裏抜け後5秒未満にシュートした割合は、サンフレッチェ広島が11.0%でトップ。京都サンガF.C.は回数では16位と低いものの、シュート率は2番目に高い10.4%を記録。一方で、シュート率が最も低かったのは浦和レッズの6.5%となった。 対戦相手の裏抜け回数とその後5秒未満の被シュート率を見ると、最も回数が多かったのは横浜F・マリノスの60回となった。昨シーズンの優勝チームを相手に、裏のスペースを突く戦術を採るチームが多かったことがわかる。特に、京都サンガF.C.は横浜F・マリノスとの2試合で、1試合平均の48回を大きく上回る66回(第12節)、97回(第34節)の裏抜けを記録しており、その徹底ぶりが数字にも表れている。また、裏抜け回数最多の北海道コンサドーレ札幌は、対戦相手の裏抜け数では40と最も少ないチームだった。ただし、被シュート率はリーグで2番目に高い10.3%と、対戦相手の裏抜け後に決定的なシーンをつくられてしまっているといえる。福岡横浜FC京都神戸鹿島G大阪新潟鳥栖名古屋湘南浦和広島横浜FMC大阪川崎F札幌FC東京● チーム別の相手裏抜け回数と被シュート率(1試合平均)札幌浦和広島福岡柏柏名古屋川崎FC大阪鹿島神戸湘南G大阪新潟京都横浜FC鳥栖横浜FMFC東京● 選手別の総裏抜け回数とシュート率%7.9%551 472 385 360 360 6.2%7.0%10.1%8.9%10.6%2.5%2.8%4.4%2.5%2.5%51 選手別の裏抜け回数では、北海道コンサドーレ札幌の浅野 雄也が551回でトップ。セレッソ大阪のレオ セアラが472回で続いた。3位以下とは大きな差がついており、この2人の裏抜けの継続性が圧倒的だったといえる。 裏抜け後5秒未満にチーム全体でシュートが発生した割合を見ると、ガンバ大阪のイッサム ジェバリと柏レイソルの細谷 真大が高い数値を記録している。特に、細谷 真大は自身のシュート率が4.4%と突出しており、裏抜けしてボールを受け、そのままシュートに持ち込むシーンが多かったことがわかる。選手裏抜けチームシュート率自身シュート率585252515049494845454444444343438.5%9.7%7.8%8.8%11.0%6.5%6057525049484745444444434343424241408.6%9.5%10.4%7.7%8.6%7.8%浅野 雄也レオ セアラ細谷 真大 宮代 大聖イッサム ジェバリ 9.5%7.2%8.2%8.9%8.4%9.2%8.1%6.8%8.3%9.0%9.8%8.1%6.9%7.7%9.3%39339.8%10.4%9.09.4%8.4%7.8%8.2%10.3%

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