J STATS REPORT 2023
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● ラストパスの出し手と受け手の関係● 選手別のパス数選手● 前方パス成功1本あたりの  平均バイパス数● バイパスイメージ● 選手別のバイパス数パス22332103210120991924佐々木 翔 エドゥアルド アレクサンダー ショルツ杉岡 大暉森重 真人成功率86.6%88.0%83.4%83.8%85.7%チーム選手バイパス2754258423922244219537受けたパスのバイパス数合計は、ヴィッセル神戸の大迫 勇也が3414で最多川崎フロンターレの家長 昭博から山根 視来へ渡った相手陣内でのパス数は271本でリーグ最多。また、山根 視来から家長 昭博への同陣内でのパス数も192本でリーグ2位となった。 バイパスとは、前方180度への成功したパスで何人の相手選手を飛ばしたかを表している。パス時の前方相手人数から、味方のパス受け時の前方相手人数を引いたものであり、左図イメージでは4人の相手選手を飛ばしたことになり、バイパス数4となる。ここでは成功した前方パス1本あたりの平均バイパス数に注目すると、ヴィッセル神戸がトップとなっており、パスで効果的に相手選手を飛ばして前進できていたことがわかる。この指標は、一度に多くの相手選手を飛ばすほど大きくなるため、1位のヴィッセル神戸から5位の柏レイソルまでの5チームは、ロングパス比率でも上位を占めている。 選手別では、前方相手人数が多い状態でパスを出すことの多いセンターバックの選手が上位にランクインしている。アルビレックス新潟のセンターバックは上位に入らず、チーム全体で分散されていることがうかがえる。 選手別のパス数では、浦和レッズのセンターバックを務めるアレクサンダー ショルツとマリウス ホイブラーテンがそれぞれ1位と2位になっている。この2人からの展開が浦和レッズのパスワークの起点となっていたことが顕著に表れている。 ラストパスの出し手と受け手の関係では、ヴィッセル神戸の大迫 勇也から武藤 嘉紀へのラストパス20本が最多となった。武藤 嘉紀から大迫 勇也に通ったラストパスも10本あり、リーグで最もチャンスをつくり出したコンビとなった。また、大迫 勇也と共に得点王に輝いた横浜F・マリノスのアンデルソン ロペスは、ヤン マテウスとエウベルの2人から計29本のラストパスを受けており、フィニッシャーとしての役割をしっかりと果たした。2.47 2.46 2.452.452.39 2.392.34 2.292.252.24 2.17 2.16 2.13 2.13 2.12 2.11 2.02 1.95 柏チームバイパスアレクサンダー ショルツ マリウス ホイブラーテン河原 創 山﨑 浩介香川 真司神戸鹿島福岡京都湘南広島名古屋札幌FC東京浦和横浜FCG大阪C大阪横浜FM川崎F新潟鳥栖神戸柏横浜FM横浜FM神戸大迫 勇也マテウス サヴィオヤン マテウスアンデルソン ロペスアンデルソン ロペスエウベル大迫 勇也出し手佐々木 大樹受け手武藤 嘉紀細谷 真大本数20191613133414271

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