J STATS REPORT 2023
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SISYLANA● 横浜F•マリノスの● ヴィッセル神戸の● J1のアタッキングサード● レーン別のアタッキングサード進入割合リーグ平均31.1%5.4%25.0%19.2%40.9%1.7%48.7%14.6%15.7%リーグ平均12.6%リーグ平均12.2%OFFENSEアタッキングサード&ペナルティーエリア進入ATTACKING THIRD & PENALTY AREA ENTRYリーグ平均13.5%リーグ平均30.6%1.2%9.9%21.4%42.3%25.2%16.3%34.5%24.4%15.1%2.0%1.8%56.6%30レーン2レーン3■30m未満パス ■30m以上パス■キープ ■セットプレー ■ドリブルレーン1■30m未満パス ■30m以上パス■キープ ■セットプレー ■ドリブルレーン4レーン5■30m未満パス ■30m以上パス■キープ ■セットプレー ■ドリブル 進入パターン アタッキングサードへの進入パターンとしては、確実性の高い短いパスを使った前進によるものが48.7%と全体の半数近くを占めている。次いでボールを保持しながら運ぶキープ系プレーが25.0%、30m以上のロングパスが19.2%と続いている。 優勝したヴィッセル神戸は、30m以上のパスによるアタッキングサード進入割合が25.2%でリーグトップ、30m未満のパスによる進入割合は42.3%で17位。一方で、リーグ2位の横浜F・マリノスは、30m未満のパスによるアタッキングサード進入割合が56.6%でリーグトップだが、30m以上のパスによる進入割合はリーグ最下位。全く傾向の異なる2チームが最後まで優勝を争っていたという興味深いデータとなった。 アタッキングサード進入パターン アタッキングサード進入パターン アタッキングサードに進入した際にどのレーンへ入ったかを見ると、中央に位置するレーン3への進入が最も難しく、左右のレーン1とレーン5が多いことがわかる。レーン1への進入割合はFC東京の40.9%が最も高く、全チームの中で唯一40%を超える数字を記録しており、かなり左に片寄っていたといえる。また、レーン3への進入割合が最も高かったのは柏レイソルの15.7%で、ゴールに最も近いエリアへの進入を目指していたことがわかる。逆にレーン3への進入割合が最も低かったのはヴィッセル神戸の8.6%であった。

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