J STATS REPORT 2023
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08033135334303257132120135118479710911264714111533● ATへの前方ロングパス数とその後5プレー以内ゴール数● ATへの前方ロングパス数と到達エリアのサイド比率5プレー以内ゴール到達エリアサイド比率※AT:アタッキングサード● 選手別のシュート成功率森 海渡(徳島)123459958%56%54%52%50%48%46%44%42%500600700ATへの前方ロングパス800900961本57.3%46.2%181000110030.0%29.0%28.9%1327.4%263961.5% (1)303817373617 FC町田ゼルビアのスタッツを詳細に分析すると、一つの徹底された戦術が浮かび上がる。アタッキングサードへの前方ロングパス数がリーグ2位であり、そのパスの到達エリアはサイドの比率が高い。単にサイドへのロングパスが多いだけでなく、そこからの得点が多いことが、同様の傾向だったブラウブリッツ秋田やいわきFCと異なっている。相手陣内でのスローインから始まった攻撃でシュートに至った割合がリーグトップの15.7%と、得意とするスローインを得やすいサイドへのボールを優先し、そこから仕掛ける戦術が効果を生んだといえる。前方ロングパス受け数222でリーグ1位のミッチェル デューク、ドリブル数126でリーグ5位の平河 悠、ロングスロー数99でリーグ1位の翁長 聖らが効果的に絡み、J2で最多得点の攻撃陣をけん引した。 FC町田ゼルビアのJ2優勝に大きく貢献した選手の一人として、J2の得点ランキングで2位となる18得点を記録し、J2最優秀選手賞に輝いたエリキが挙げられる。シュート決定率46.2%とシュート枠内率61.5%は、シュート数30本以上の選手の中でどちらもリーグトップ。特にシュート決定率は、2番目に高い数値を記録したジュビロ磐田の松本 昌也の30.0%を大きく引き離しており、驚異的な決定力を発揮した。さらに守備面でも、FW登録選手の中でリーグトップタイとなるタックル奪取数33を記録し、攻守両面においてチームに大きな貢献を果たした。エリキ(町田)群馬徳島長崎順位選手松本 昌也(磐田)石川 大地(熊本)フアンマ デルガド(長崎)※シュート数30本以上の選手が対象大分山口熊本水戸山形金沢藤枝岡山千葉東京V大宮清水仙台磐田甲府栃木町田秋田いわきシュート成功率ゴールチーム前方ロングパス秋田町田いわき千葉金沢山口栃木熊本岡山甲府山形藤枝水戸大宮仙台大分磐田東京V清水長崎群馬徳島シュートシュート枠内率ATへの10119619379128928758488348097837747727727687587437187077006246206183056.7% (3)3151.6% (10)4555.6% (6)9548.4% (19)ロングパス到達エリアサイド合計中央0558534447582322708321出場

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