J.LEAGUE TECHNICAL REPORT 2023 SUMMER
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■今回のリポートから見えてきた「世界との差」とは、結局何なのか? データ分析や選手コメント、JFAテクニカルハウスの見解をまとめてみたい。単純な走行距離だけでなく、裏抜けなどのオフェンシブアクションやポジションを取り直す動きなど、サッカーに必要なオフ・ザ・ボールの動きを計測・向上させる必要がある。☞詳細はP10「横浜F・マリノス対マンチェスター・シティPHYSICAL ANALYSIS」参照ミドルサード、アタッキングサードでの直近相手選手距離の比較で1m以上詰め切れていない、裏抜け時のトップスピードの差と方向転換角度が浅い原因として上記の仮説が考えられる。☞詳細はP24「川崎フロンターレ対FCバイエルン・ミュンヘンPHYSICAL ANALYSIS」参照マンチェスター・シティのデータで顕著だったのはバイパス数(相手選手を「飛ばす」パス)の多さ。中でもCBの数値が極めて高く、後方からのロングフィードの重要性を物語っている。☞詳細はP14「横浜F・マリノス対マンチェスター・シティTACTICAL ANALYSIS」参照人へのプレッシャーを高めるマンツーマンとスペースを守るゾーンという優先順位が異なる守り方を使い分ける際、両者の境目を意識したチームとしての意思決定が必要になる。☞詳細はP28「川崎フロンターレ対FCバイエルン・ミュンヘンTACTICAL ANALYSIS」参照視点■走行距離に表れない「動きの質」の追求視点 CBのロングフィードの重要性視点■「減速力・停止力・方向転換力」の不足視点■マンツーマンとゾーンの使い分け■■■■■■■■■■■■■■■■ ■ ■■■■■■■■ から見えた ■ ■■■■■■■■「世界との差」■■の視点

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