J STATS REPORT 2022
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SISYLANA● チーム別のゴールキックエリア比率● シーズン別のゴールキックエリア比率MTへの● シーズン別のGKの1試合平均パス受け数● 選手別のGKの1試合平均パス受け数DEFENSE4620182019202020212022FC東京 ゴールキーパーの1試合平均パス受け数では、サガン鳥栖の朴 一圭、北海道コンサドーレ札幌の菅野 孝憲、横浜F・マリノスの高丘 陽平の回数が多く、これらのチームはゴールキーパーを使ったビルドアップをチーム戦術として志向していたことがわかる。 また、リーグ全体でのゴールキーパーの1試合平均パス受け数を2018シーズンから2022シーズンまで比較すると、パス受け数は年々多くなっており、ゴールキーパーもビルドアップに参加することを求められるチームが増えていると考えられる。シュートセーブだけではなく、攻撃面での役割も着実に広がっているといえる。78.4%70.5%68.0%59.1%55.2%53.0%51.7%48.9%47.7%46.3%45.9%30.5%30.2%27.9%27.2%24.8%17.2%6.0%17.0%26.3%30.5%37.4%35.8%45.9%40.3%47.9%48.0%52.2%48.4%65.8%55.2%62.8%57.8%67.3%78.9%83.5%19.8%72.8%32.4%62.0%46.5%49.9%35.8%58.5%44.3%49.6%4.6%3.2%1.6%3.5%9.0%1.1%8.0%3.2%4.3%1.5%5.7%3.7%14.7%9.3%15.0%8.0%3.8%10.4%7.4%5.6%3.6%5.7%6.2%3431.92731.13429.91824.73322.611.114.417.016.917.7チームゴールキック比率シーズンゴールキック比率チーム横浜FMFC東京鳥栖C大阪浦和札幌柏神戸清水名古屋広島鹿島湘南G大阪磐田川崎F京都福岡鳥栖札幌横浜FM神戸DTへのMTへのDTへの朴 一圭菅野 孝憲高丘 陽平前川 黛也ヤクブ スウォビィクゴールキック比率ゴールキック比率選手ゴールキック比率ゴールキック比率出場試合数パス受けATへのATへの 左表は、ピッチを攻撃方向に3分割したエリアに対してのゴールキック比率を示している。横浜F・マリノスやFC東京がゴールキックの70%以上をディフェンシブサードに蹴っている一方で、アビスパ福岡のように90%以上をミドルサードやアタッキングサードへ蹴るチームもあり、各チームの攻撃スタイルを表している。 またリーグ全体の傾向をシーズン別に比較してみると、ディフェンシブサードへのゴールキック比率が2018シーズンは19.8%だったのに対し、2022シーズンは44.3%と増大していることがわかる。戦術の変化とともに、2019年8月からのルール改正でゴールキックの際に攻撃側チームの選手がペナルティーエリア内でボールを受けることが可能になったことが影響していると考えられる。最終ラインからパスをつなぐことで、意図を持って相手の守備陣形を動かすことができる。また、相手のプレッシングを突破すれば有利な状況で相手陣内に進入することができるというメリットがある。一方で、危険な位置でボールを奪われるリスクも増えるため、チームスタイルや試合状況に応じた選択が求められる。20182019202020212022シーズンパス受けゴールキーピングGOALKEEPING

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