2022 JLEAGUE PROFILE
2/24

一、日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進一、豊かなスポーツ文化の振興及び  国民の心身の健全な発達への寄与一、国際社会における交流及び親善への貢献Jリーグ理念第6代Jリーグチェアマンとして、今年3月15日に村井満前チェアマンよりバトンを受け継ぎました。私はJリーグの選手として、またクラブ経営者として、サッカー、そしてJリーグに育てていただきました。これから新たな立場でJリーグに携われることを嬉しく思うとともに、その責任の重さを感じています。私は、サッカーは「作品」だと考えています。素晴らしいプレー、スタジアムの雰囲気、勝敗や心動かされるプレーから湧き上がる感情。これら全てが作品を彩る要素となり、ピッチ上の選手のみならず、ファン・サポーター、地域の方々、支えてくださるステークホルダーの皆様、多くのスタッフらとともに創り上げられるものだと考えています。一昨年より新型コロナウイルスの感染が拡大し、今なお多くの方が困難な状況にある中、Jリーグも様々な制約の下で日々を過ごし、それにもかかわらず年間1,000試合以上を開催することができました。1993年のJリーグ開幕から30回目となる今シーズンも、新たにいわきFCを仲間に迎えたJ1、J2、J3全58クラブが、多くの方々のご支援をいただきながら全国各地でしのぎを削り、熱い戦いを繰り広げています。30年の間にJリーグはサッカーに関わる人たちだけのものではなく、ホームタウンの皆様をはじめとする多くの方々に愛される存在になりました。スポーツが文化として社会に根付く一翼を担い、社会課題を解決する社会連携のハブとなるまでに成長しつつあります。コロナ禍において試合を続けることができたのは、ひとえにサッカーという作品を間近に見てほしい、スポーツという文化を止めてはいけないという多くの方々の想いがあったからです。Jリーグが目指す「スポーツでもっと幸せな国」を実現するためにも、原点であるサッカーという作品がより魅力的でなければならないと改めて感じています。ご挨拶

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る