2022 JLEAGUE PROFILE
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社会連携 ■社会連携活動~スポーツが持つ「つなげる力」を信じて。ホームタウンを持つプロスポーツクラブとして、地域社会の一員であり続けること。そのために、Jクラブはホームタウンの皆様と一緒に積極的な活動を行ってきました。地域の一員として始めた活動は、サッカーやスポーツを通じて街を活性化させること、「ホーム」となるスタジアムやクラブの施設を街の「機能」として活用すること、子ども達の勉強や学び、地域産業の発展に対して、共に取り組む活動にまで発展しています。その活動はJクラブだけが行うのではなく、自治体や地域の企業、団体などが、それぞれの得意分野や機能、リソースを出し合って、クラブと協働しています。スポーツには、人と人や、スポーツ以外の何かと何かをつなげる力がある。こうした可能性を広げるために今後も活動を続けていきます。■SDGsにつながるホームタウン活動「ホームタウン活動」は、2021年には全クラブ合計で21,782もの活動が行われています。これらの活動を紐解くと、人々が健康になるための取り組みや、資源や環境問題対策など、地域社会が抱える課題に向き合うきっかけや課題解決につながる活動もあります。その中には、2015年に国連が「持続可能な開発目標(SDGs)」を中核とする「持続可能な開発のための2030」アジェンダに含まれるものもあり、Jリーグ、Jクラブの取り組みがSDGsの観点から注目を集めています。 ■Jリーグの社会連携活動「シャレン!」社会課題や共通のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など)に地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して取り組む社会連携活動を「シャレン!」と称して2018年より本格的に取り組んでいます。「シャレン!」活動は、三者以上の協働者と、地域にある課題解決に向けて共通価値を創る活動と定義しており、地域社会の持続可能性の確保、関係性の構築と学びの獲得により、活動に関わる企業や団体の価値の再発見にもつながると考えています。Jリーグは、「シャレン!」活動について、たくさんの方々が関心を持ち、一緒に考えていくために、専用のホームページで、社会をよくするアイデアを募集しています。https://www.jleague.jp/sharen/■Jリーグ シャレン!アウォーズ全クラブの社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に共有したい活動を表彰する「Jリーグシャレン!アウォーズ」を2020年から開催しています。2022シーズンも継続してアウォーズを行い、各クラブの活動を広く社会に発信・共有していきます。172022 J.LEAGUE™ PROFILE2022Jリーグ シャレン!アウォーズについてはこちら→■スポーツ振興活動~スポーツで、もっと、幸せな国へ。~Jリーグ設立から約20年後の2011年8月に、スポーツ推進のための基本的な法律として「スポーツ基本法」が成立され、約10年の歳月が経過しました。Jリーグがスポーツ基本法の成立に先駆けて、開幕から3年後の1996年に「Jリーグ百年構想」を掲げ、スポーツ振興活動に本格的に取り組み始めてから、四半世紀が過ぎています。活動の中で、サッカーのみならず様々なスポーツ振興に取り組み、10年、20年を超える活動によって、トッププロスポーツチームとしての活躍や、日本を代表して世界で活躍する選手を輩出するなど、その活動は確実に成果を上げています。また、スポーツを「する」だけなく、「観る」ことや、大会運営、チームのサポート、ボランティアなどを通じて「支える」といった方法で、スポーツに参加する方が年々増えています。2021年の東京オリンピック・パラリンピックでは、Jリーグや地域スポーツへのかかわりをきっかけに、多くの方が大会に参加し、日本全国にスポーツにかかわることの価値を伝えました。このように、Jリーグは歩みを止めることなく日々進化し、これからも日本のスポーツ振興の旗振り役として活動していきます。〈2022Jリーグシャレン!アウォーズ 受賞活動〉●ソーシャル・チャンジャー賞●パブリック賞【いわてグルージャ盛岡】ゴミで繋ぐ未来へのパス、グルージャごみゼロPJ【FC琉球】FC琉球県産品&子ども応援プロジェクト【松本山雅FC】スタジアムトイレに生理用品の設置と生理への理解【ヴィッセル神戸】神戸市新型コロナワクチン接種会場の運営協力活動●メディア賞【カターレ富山】Be supporters!サポーターになろう!【ガイナーレ鳥取】サッカーだけじゃない、地域で共創する夜のスタジアム

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