2020/3(Vol.276)
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3 Mar. 2020 vol.276編集・発行 公益社団法人 日本プロサッカーリーグJリーグ公式サイト https://www.jleague.jp Jリーグは2月25日に開催した理事会で、2月28日~3月15日に開催予定の2020明治安田生命Jリーグおよび2020JリーグYBCルヴァンカップの全試合について、開催延期を決定した。また、理事会に先立ち、ルヴァンカップのグループステージ第2節(2月26日開催予定だった7試合)の延期を発表した。 2月24日に開催された新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」との見解が発表された。Jリーグは、感染予防対策および拡散防止のために最大限の協力を検討し、2月26日~3月15日の約3週間にわたって公式試合を開催しないことを決断(開催延期となる試合は2ページを参照)。3月18日(水)に開催予定の2020明治安田生命Jリーグでの再開を目指す。延期が決定した試合の代替開催日およびチケットの取り扱いについては、決定次第お知らせする。 28回目の開催となる明治安田生命J1リーグは、2月21日に湘南ベルマーレvs浦和レッズで幕を開けた。今シーズンはJ1全試合でビデオアシスタントレフェリー(VAR)が導入される。この開幕戦では、主審がモニターで確認して最終判断を下すオンフィールドレビューにより、湘南にPKが与えられた。一方、翌日以降の試合では、VARからの情報を基に映像を確認しないVARオンリーレビューによる判定もあった。 連覇を目指す横浜F・マリノスは、ホームの日産スタジアムでガンバ大阪に1-2と黒星スタート。この試合では、G大阪で先発出場したMF遠藤保仁が、J1で通算631試合出場となり、名古屋グランパスでプレーした楢﨑正剛氏の持つ最多記録に並んだ。この1月に40歳となった遠藤はフル出場で勝利に貢献。「チーム関係者も家族も知り合いも、自分がサッカーをする環境を整えてくれた」と周囲への感謝を述べた。  新型コロナウイルス感染の収束が見えない中での開幕に備え、Jリーグは全Jクラブと連携して防止策の周知・徹底に努めた。クラブは公式サイトや、スタジアムの大型映像装置、アナウンスなどで注意を喚起。ヴィッセル神戸は歌、チャント、肩組などの応援行為の禁止、旗、鳴り物、メガホンなど応援道具の持ち込み禁止という措置を取った。2020明治安田生命Jリーグ開幕………………………………………12020明治安田生命J2リーグ…………………………………………22020JリーグYBCルヴァンカップ開幕………………………………3FUJI XEROX SUPER CUP 2020………………………………42020Jリーグキックオフカンファレンス/2020Jリーグビジネスカンファレンス……………………………………5TOPICS(役員改選/2020年JリーグオフィシャルVAR・フェアプレーパートナー契約/理事・監事、特任理事内定/Jリーグ百年構想クラブ 審査結果/AFCチャンピオンズリーグ2020 など)………………………………………6〜7CONTENTS2月25日の理事会後記者会見でJリーグなどの開催延期を発表する村井 満Jリーグチェアマン◀スタンドはマスク姿が目立った(ノエビアスタジアム神戸)J1全試合で採用されるVAR。主審がモニターで映像を確認するオンフィールドレビュー(Shonan BMWスタジアム平塚)フライデーナイトJリーグの湘南 vs 浦和で幕開け「ヤット(遠藤、写真)がいると試合が落ち着く」とG大阪の宮本恒靖監督もベテランの価値を認める 2020明治安田生命J1リーグが2月21日、2020明治安田生命J2リーグが同23日にそれぞれ開幕した。しかし、新型コロナウイルス感染の拡大が懸念される中、Jリーグは2月26日(水)~3月15日(日)に開催予定だった2020明治安田生命Jリーグおよび2020JリーグYBCルヴァンカップの全試合を延期することを決定した。2月26日~3月15日 全ての公式試合開催を延期1vol. 276 3 Mar. 2020

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