▶ Jリーグの人財基盤※プロボノ:各分野の専門家が、職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身のこと。▶ 2020年度予算の財務トピックス 「ファンベース拡大への集中投資へ」2020年度の重点施策人財成長を促すスポーツ・プラットフォームを目指す学び舎を通じた参画副業・兼業・プロボノ多様な働き方クラブ・リーグの人事交流クラブ・リーグの人事交流①ファンベースの拡大:20億円リーグ・クラブそれぞれのファン獲得を図る②Jエリートリーグ創設:1億6,000万円U-21年代へ強度の高いプレー機会を創出するため創設されるJエリートリーグの運営費③スタジアム推進:4,000万円Jリーグが求める理想的なスタジアム要件を満たすための資金を拠出し、整備推進を図る(2020年度はプラン調査費・活動費として4クラブへの助成を決定)2020年度予算の基本方針①ロングタームビジョン2030・中期計画2022を見据えた、中長期での予算計画②選択と集中ファンベース拡大を最優先課題と位置づけ、集客・視聴推進施策に20億円の新規投資③スピード段階的に増加する収入を先行投資するため、借入を見越した13億円の支出超過予算人財基盤はビジョン・中期計画を達成するために不可欠である。多様な専門能力のある人材がスポーツ界に入りやすい仕組みを充実させたい。2014年に創設したスポーツ教育機関(現:公益財団法人スポーツヒューマンキャピタル)では、卒業生255人中63人と約4人に1人がスポーツビジネスへのキャリアチェンジを果たしている。さらに、副業・兼業・プロボノ※など世の中の働き方が多様化する中で、クラブへの多様な関わり方ができるような取り組みを実験的に始めている。多様な人材を引きつけられるようにするには、業界参画後も能力を発揮し、さらに成長できるような組織にしていく必要がある。そのために、スポーツ界で働くことで得られる知見・ノウハウなどの言語化も重要だと考えている。多様な人材を引きつけ、経験を積んだ人材が交流し、さまざまな活躍・成長ができる場を提供していきたい。ファンベースの拡大への投資内訳20億5億円3.5億円11.5億円スポーツ界の多様な経験を携えて社会が必要とされ、スポーツ界のブランド向上に寄与する他業界へ行った人財がビジネスを通じて還元するサッカー界Jクラブリーグ海外他スポーツスポーツ系ベンチャークラブへの配分金クラブ活動への支援リーグ活動費など4人に1人がキャリアチェンジスポーツ界多様な専門人材デジタル/戦略人事/法務/マーケティング/コミュニティデザイン/クリエイティブ…ファン拡大へのインセンティブクラブごとのファン拡大活動費の支援集中プロモーションなど、リーグが集約して行うファン拡大活動費MANAGEMENT STRATEGY事業強化・経営基盤73
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