2019
57/90

▶ コーチのコーチを育成するJHoC(ジェイホック)が始動JHoCとは、Jリーグヘッドオブコーチング養成コースの略称であり、2019年6月から始動した新たな育成改革の取り組みである。Jリーグは、55アカデミーのコーチングコミュニティーに新たな手法とエリート文化を注入し、育成年代のエリートコーチを養成することで、ワールドクラスの選手を育成するための仕組みを整備する。Jリーグ内で活動するコーチングコミュニティーにProject DNAのセカンドカーブの視点を取り込み、常により良いコーチと選手を育成し続ける為に、明確なアクションプランを構築させ、2030年のビジョンである「世界で最もヒトが育つリーグ」を目指すこととした。ことし6月より第1期がスタートしたJHoCは、ビジネス界や医療の現場で活用されている手法や構造をフットボールに応用したカリキュラムを2年で習得する。日本のフットボールの現場で培われてきた選手育成の知見の上に、それらを体系化、可視化し、クラブのフィロソフィーを基に包括的な人材育成を実践し、世界最先端のアカデミー管理方法を学ぶ。コースには、独自のカリキュラムと活動プログラムが織り込まれ、選手のポテンシャルを最大限に引き出すために必要とされる長期的な育成計画の構築方法を学習することができる。中でもIDP(個別育成計画)、パフォーマンスプラン、マルチディシプリナリアプローチといった実務を構造化し戦略的にエリートを輩出するためのノウハウが詰め込まれている。JHoCの特徴常に進化し続けるフットボールにおいてコーチやフットボール人材がお互いに学びあえる繋がりを構築していくことは、将来の発展において不可欠である。そこで、優秀な指導者が持つ膨大な知識と深い経験を、JHoCを通じて、お互いに学びあえる環境を作り出していくことを目指している。JFA主催指導者養成講習会 (S/A/B/C)取得後、プロの世界で必要な能力を養い、これを深化させ、再現可能性を高められる人材になれる。また、本プログラムの課程をすべて修了し、JHoC修了のHoCとして認定された者は、個人のキャリアとしても活用することができる。JHoCの効用(コーチ及びクラブにもたらされるもの)毎期約18人の募集を実施し、5年間(4期相当)で約72人のHoCを養成することを目標としている。今後のヘッドオブコーチング(HoC)IDP(個別育成計画)パフォーマンスプランマルチディシプリナリアプローチ選手がオーナーシップを発揮し、体系的にエリートプレーヤーを育てるための計画立案手法コーチアカデミーの価値と生産性を高めていくことにつながる。また、アカデミーを評価する制度にも反映される予定である。クラブ選手やコーチのパフォーマンスを言語化および可視化しパフォーマンスの進捗を管理する手法他分野における高度な専門的知識をもった人材と協働する手法JHoCMANAGEMENT STRATEGYフットボール57

元のページ  ../index.html#57

このブックを見る