2019
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▶ AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ACL2021、2022の出場枠決定時のランキング(2016~2019のTotalポイント)ACLサポートプロジェクト2017年 浦和レッズ 優勝2018年 鹿島アントラーズ 優勝2019年 浦和レッズ 準優勝AFCチャンピオンズリーグはことし、浦和レッズが東アジア側を勝ち抜き、決勝でサウジアラビアのアルヒラルに敗れたものの準優勝を果たした。日本勢としては初めて3年連続で決勝進出を果たし一定の成果を示したが、アジアナンバーワンの地位を確固たるものにするためには、今の延長上だけでは実現することは難しく、今後は環境・人材面と、育成・強化面の4軸で組織的かつ総合的な策を講じる必要がある。ACLの出場枠は、過去数年間の出場クラブ全体の競技成績によって充てられる。プレーオフを回避し1クラブでも多くの出場枠を確保することは至上命題だ。今回、3年連続で決勝進出を果たすなど、過去4年間の大会における獲得総ポイント順位が中国に次ぎ2位となり、2021年、2022年のACL出場枠3(+1)を奪還した。2013年より出場クラブと日本サッカー協会(JFA)とJリーグで共同編成されたACLサポートプロジェクト。渡航費補填等の財政面の支援だけでなく、出場登録や査証対応等の手続き、他クラブの協力のもとで試合間隔が中3日以上となるよう調整するなどの日程面の支援、協会やリーグスタッフがチームと現地入りし必要に応じてAFCや相手国協会等と折衝するなどの人的支援、出場クラブと連携しJリーグの媒体等も用いたプロモーションなど、多面的な支援を実施。徐々に継続成果が表れ始めている。一方、目指すところへ到達するための改善が待たれる。AFC、各国FA対応、査証対応(JFA)選手、オフィシャル登録(Jリーグ)勝利給、インセンティブ(JFA)渡航費補填、ACLサポート分配金(Jリーグ)LGC(運営担当)/LMO(広報担当)派遣JFA/Jリーグスタッフ1名が帯同、もしくはクラブスタッフ1名分の渡航費補填開幕前準備対策として、FXSCをACL前に設定ACL前後のリーグ戦日程調整、対戦クラブにも協力依頼、中3日を確保出場クラブの試合ハイライト/ネット配信権を購入し、Jリーグ.jpやJリーグ公式SNSに配信AFC:アジアサッカー連盟 FA:サッカー協会 LGC:Local General Cordinator LMO:Local Media Cordinator FXSC:富士ゼロックススーパーカップ※()はプレーオフからの出場ACL3+1枠奪還!12343(+1)3(+1)2(+2)2(+2)中国日本韓国オーストラリア17.3521.8013.602.3072.8768.0562.6529.50RANK出場枠国名2019TOTAL全般サポート内容財政的人的日程プロモーションMANAGEMENT STRATEGYフットボール55

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