2019
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フットボールの水準向上に向けた施策フットボール世界で勝つためには、フットボールに必要な全てを把握し、それを高めていく力が求められている。リーグはそのために必要なメニューを準備し、これにクラブと一体となって取り組むことでフットボール経営力の向上を目指している。特に、育成は成果が出るのに時間を要することから、リーグの継続的なリーダーシップとサポートが鍵となる。フットボールの水準を向上させるためには、戦略的・体系的にリーグ、クラブ、チームが一丸となって選手のレベルアップを支える必要がある。上図は、強化と育成の各種施策を、ヒトに対する教育とモノやコトの環境整備に分け、それをリーグ、クラブ、チームの誰が推進するのかをマトリックスにしたものである。期初に「世界一ヒトが育つリーグ」の実現を掲げたこともあり、2019シーズンは育成を中心にした各種施策を整理してきた。育成は、2015年から取り組んできたJFA/Jリーグ共同プログラム(JJP)の流れを継承しつつ、選手により近い領域の施策を充実させ、それを支えるフットボール人材の資質を高め、そのマインドを変えていくために、Jリーグヘッドオブコーチング(JHoC、2019年~)やアカデミーマネジメント人材の養成(2020年~)といったヒトへの教育に先行して着手することとした。アクション・マップLeagueManagement選手のレベルアップGM・SD 育成フットボール経営力の向上フットボール水準向上強化育成ヒト(教育)モノ・コト(環境)ClubManagementTeamManagement海外指導者招へい(2019~)リーダーズインフットボール(2020)アカデミーマネジメント人材育成(2020~)選手教育担当の育成(2019~)キャリア教育(2010~)海外遠征支援(2015~)指導者海外派遣(2015~)地域との連携促進(予定)トレーニング等環境整備(予定)選手契約制度移籍システムの見直し(予定)審判レベル向上VAR(2019~)ACLサポート(2002~)ジャッジリプレイ(2019~)Jリーグの理想のカレンダー設計(2019~)競争を生み出すリーグ構造開発U21ルール(2019~)データベース活用(2020~)アカデミー新評価基準の検討(2020~)育成カレンダーの設計(予定)Jエリートリーグ(2020)JJPFootpass(2015~)フットボールフィロソフィー(2018~)JHoC育成(2019~)アカデミーサポートマネージャー(2020)Project DNAブック発刊(2020)選手54

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