2019
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©Y.S.C.C.©Y.S.C.C.させていくことが大切で、一つずつ啓発していければと思います。■ スポンサードされた方や支援者の方の反響はいかがでしたか?まず、子どもたちの最大の支援者はご家族ですよね。子どもたちを私たちの活動に参加させてくださる家族の皆さんがおられますが、先のY.S.C.C.杯では子どもたちの倍の人数の方が観に来てくださいました。12社の企業様にもご支援いただき、あるドリンクメーカーさんは、大会間際にお話したにも関わらずすぐさま参加者へ麦茶を手配してくださいました。できることを持ち寄ってくださる方々の存在は大きいですよね。■ つながりはどうやってつくられたのですか?もともと寿地区の支援センターのスタッフは、私がプレーしていたころの対戦相手、良きフットボールピープルだったので声をかけていただきました。本質的には地域に向けて一生懸命活動していると、ありがたいことに先方からうちを指名いただいて、ご一緒させていただくことも最近は増えています。うちはJクラブの中でも最低ラインの予算規模ですが、地域を幸せにできるポテンシャルはたくさんあると思っています。いきなり最初から大きいことをやろうとするよりも、人の出会いを無駄にせず、「やる」前提であるものとあるものをくっつけたら、徐々に実現できてきたんですよね。■ 成功指標はなんでしょうか。地域の笑顔であり、子どもたちが楽しくスポーツをしながら成長することですね。株式会社の場合は、ステークホルダーは株主なのでまず収益かもしれませんが、NPOの場合、会員総会はあっても配当はありませんので、会員の皆様とともに何を目指すか、という視点や、ご支援いただいている地域の方に何を恩返しできるか、という視点を常に考えていますね。■ 今後YS横浜をどんなクラブにしていきたいですか。クラブの許容範囲をもっと広くしたいですね。いろいろな人がこの地域を構成していますから、違いを認めて全て許容できる度量の深いクラブにしていきたいです。33年間子どもたちと接していますと、本当に十人十色で、一人として同じように接することはできません。先ほどご紹介したSDGsもそうですが、私たち自身も学び続けないと。例えば、未来ある子どもたちには、本牧が港の玄関口であれば、英語は話してほしいなと、と思いますね。そうやってクラブの器を拡げて、許容範囲が広がっていけば、企業や地域で暮らす人などいろいろな人の要望と解決の橋渡しが今よりできるようになります。クラブは常に選んでもらう側なんです。アカデミーのメンバー募集もそうです。私たちは参加してくださったお子さん一人一人に手紙を書くんです。うちの育成コーチがその子だけに向けた視点を手紙にまとめて渡すんです。そうして、子どもたちや親御さんたちに、「YS横浜はこんなクラブですが、どうですか?」と選んでいただけるようにしています。もし、クラブを選んでくださったのなら、クラブの運営方針に沿って、サッカーだけではなく、地域にも出向きますし、様々な交流も待っています。そこには自身のスポーツの可能性を拡げる成長の機会が広がっています。今後もクラブ独自の取り組みでできることを続けていきます。一緒に挑戦していただける方、ご支援いただける方、大歓迎です。Jクラブをつかおう!!よろしくお願いします。ホームタウン横浜市寿町にある勤労者福祉会館で健康講座を開催スタッフが開発した脳トレを兼ねた健康体操が評判青い服着たサンタクロースが出現!?選手が福祉センター保育所に訪問しお菓子をプレゼントサッカーの美技も披露し、思い出に残るクリスマスを演出48

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