2019/12(Vol.275)
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 Jリーグアウォーズは日本サッカー協会名誉総裁の高円宮妃久子さまのご臨席を賜り、Jリーグの村井 満チェアマンが「1年間、激闘を制した選手の努力を皆さんと一緒にたたえたい」とあいさつして幕を開けた。 注目の最優秀選手賞に選ばれたのは、明治安田生命J1リーグで横浜F・マリノスの15年ぶり4度目の優勝に大きく貢献した27歳のFW仲川輝人。チームの攻撃の先頭に立って15ゴールをマークするなど、初の得点王にも輝いた。今シーズンの活躍によって日本代表にも招集された仲川は、EAFF E-1サッカー選手権2019参加のため、当日は韓国の釜山に滞在中。現地からの映像で「マリノスの全ての関係者に感謝したい。マリノスのファン・サポーターにこの賞を届けたい。Jリーグに自分の名を刻めたことをうれしく思う」と喜びの声を伝えた。 横浜FMから同賞が選ばれるのは、中村俊輔(2000、13年)、中澤佑二(04年)に続き3人目で、通算4度目はジュビロ磐田と並ぶ最多タイ。また、得点王とのダブル受賞は7人目となった。同じく15得点を挙げて得点王のタイトルを獲得したのが、横浜FMのチームメートであるFWマルコス ジュニオール。得点王が2人のシーズンは4度目で、同一クラブ選手の受賞は得点王の副賞であるアディダスゴールデンブーツを持つマルコス ジュニオール(左)得点王最優秀選手賞に仲川輝人(横浜F・マリノス)最優秀選手賞、ベストイレブン、得点王の仲川は韓国からの映像で喜びの笑顔。副賞の明治安田生命JリーグMVPトロフィーはチームメートの扇原貴宏が代わりに受け取った後列左から林、室屋、森重、チアゴ マルチンス。前列左からディエゴ オリヴェイラ、喜田、マルコス ジュニオール、永井。橋本、仲川は日本代表の遠征、イニエスタはけがのために欠席ベストイレブン仲川と同様、田中も韓国からの映像で参加。川崎Fの選手で同賞受賞は初めてベストヤング プレーヤー賞  今シーズンのJリーグで活躍した選手らを表彰する「2019Jリーグアウォーズ」が、12月8日に都内で開催された。選手、監督をはじめ、サッカーファミリー、パートナー各社、メディアの関係者、そしてファン・サポーターなど、Jリーグを支える人々に感謝の意を示す場でもある。シーズンを締めくくるにふさわしい華やかな舞台で各賞が次々に発表され、国内サッカーシーンを彩った顔触れが栄誉を授けられた。冒頭のあいさつでJリーグを支える人々などに感謝を述べた村井チェアマンベストイレブンは初選出が10人田中 碧がベストヤングプレーヤー賞(川崎フロンターレ)ベストイレブンは初選出が10人田中 碧がベストヤングプレーヤー賞(川崎フロンターレ)4vol.275 25 Dec. 2019

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