2019/12(Vol.275)
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順位表順位チーム勝点試合勝引分敗得点失点得失点差1横浜F・マリノス70 34 22 4 8 68 38 +302 FC東京64 34 19 7 8 46 29 +173 鹿島アントラーズ63 34 18 9 7 54 30 +244 川崎フロンターレ60 34 16 12 6 57 34 +235 セレッソ大阪59 34 18 5 11 39 25 +146 サンフレッチェ広島55 34 15 10 9 45 29 +167 ガンバ大阪47 34 12 11 11 54 48 +68 ヴィッセル神戸47 34 14 5 15 61 59 +29 大分トリニータ47 34 12 11 11 35 35 010 北海道コンサドーレ札幌4634137145449+511 ベガルタ仙台41 34 12 5 17 38 45 -712 清水エスパルス39 34 11 6 17 45 69 -2413 名古屋グランパス37 34 9 10 15 45 50 -514 浦和レッズ37 34 9 10 15 34 50 -1615 サガン鳥栖36 34 10 6 18 32 53 -2116 湘南ベルマーレ36 34 10 6 18 40 63 -2317 松本山雅FC31 34 6 13 15 21 40 -1918ジュビロ磐田31 34 8 7 19 29 51 -2225 Dec. 2019 vol.275編集・発行 公益社団法人 日本プロサッカーリーグJリーグ公式サイト https://www.jleague.jp 明治安田生命J1リーグ優勝の可能性がある横浜F・マリノスとFC東京が、最終節で顔を合わせた。横浜FMのホームスタジアムである日産スタジアムを埋めた入場者は、6万3854人。同スタジアムで行われた2013シーズンの第33節、横浜FM vs アルビレックス新潟の6万2632人を上回るリーグ戦の最多記録を更新した。 6年前は勝てば優勝という状況にあった横浜FMだが、ホームで苦杯をなめ、次節も敗れてタイトルを逃した。しかし、今回は違った。2位のFC東京に勝点3差をつけて臨んだ一戦は、3点差以内の負けなら優勝という有利さはあったものの、シーズンを通して貫いてきた攻撃サッカーが躍動。前半で2点をリードし、GK朴 一圭が退場処分となった後半も1点を追加して3-0と快勝。第24節以来、11試合負けなし、7連勝の快進撃で栄冠を勝ち取った。優勝4度は鹿島アントラーズの8度に次ぐ単独2位となった。 前半戦は第8節で9位に順位を下げるなど、決して順調なスタートではなかった。夏には主力選手の負傷や移籍もあり、8月には3連敗も喫した。それでも首位争いに踏みとどまったのは「自分たちのサッカーを信じてやってきたこと」と、オーストラリア人のアンジェ ポステコグルー監督。攻撃精神あふれるサッカーは、J1最多得点、得点王となったFWの仲川輝人、マルコス ジュニオールら3人が得点ランキング10位以内に入ったことにも表れた。 来シーズンは国内での戦いに加え、まだグループステージを突破したことのないAFCチャンピオンズリーグに、6年ぶりの挑戦を行う。クラブがさらに飛躍するために「ここから自分たちが試される」(MF遠藤渓太)シーズンとなる。2019明治安田生命J1リーグ/2019明治安田生命J2リーグ……1〜22019J1参入プレーオフ/2019明治安田生命J3リーグ……… 32019Jリーグアウォーズ………………………………………………4〜5特別企画 2019シーズン パートナーとともに……………………6〜7TOPICS(組織体制/実行委員選任/2020年Jリーグパートナー契約/2020年度予算/10、11・12月度のMVP、ベストゴール、優秀監督賞発表/2019Jリーグインターナショナルユースカップ など)……………………………………8〜92019Jユースカップ 第27回Jリーグユース選手権大会/AFCチャンピオンズリーグ2019……………………10CONTENTSキャプテンのMF喜田拓也がJリーグ杯(優勝銀皿)を掲げ、日産スタジアムの興奮は最高潮に明治安田生命杯「球軌道」を持つ仲川と喜びを分かち合うポステコグルー監督77分にドリブルで持ち込んだ遠藤が、勝利を大きく手繰り寄せる3点目をマーク 明治安田生命Jリーグは12月8日に全日程を終了した。同7日に第34(最終)節を迎えた明治安田生命J1リーグは、横浜F・マリノスが15年ぶり4度目の優勝を成し遂げた。明治安田生命J2リーグは11月24日に終了し、柏レイソルが9年ぶり2度目のタイトル獲得。明治安田生命J3リーグは12月8日に閉幕し、ギラヴァンツ北九州が初優勝を果たした。(2~3ページに関連記事)ⓒJ.LEAGUE「横浜F・マリノスの皆さま、2019明治安田生命J1リーグ優勝おめでとうございます。序盤戦こそ勢いに乗れなかったものの、第32節でついに首位の座をつかみ、最後は11試合負けなし、7連勝という快進撃で優勝の栄冠に輝きました。就任2年目のアンジェ ポステコグルー監督のもとで繰り広げられたJ1最多得点を誇る攻撃的なサッカーは、他チームを圧倒する迫力でした。残留争いを強いられた昨シーズンは、雌伏の時だったのでしょう。追う立場から追われる立場になっても自分たちのスタイルを貫き、どの試合でもスタンドを沸かせてくれました。伝統ある横浜F・マリノスですが、ファン・サポーターとの距離を縮め、さらに多くの方々にクラブを好きになってもらうための新たな取り組みにも熱心で、他クラブの手本にもなっています。「沸騰プロジェクト」や、順位表とメッセージが毎節手書きで更新される駅の広告も、大きなインパクトがあり話題を呼びました。ピッチ内外での前向きなチャレンジが、2004年以来の王座奪還を後押ししたのだと思います。タイトルホルダーとして臨む来シーズンも、人々を魅了するサッカーを披露し、国内外でさらなる高みを目指し突き進んでください。最後に、2019明治安田生命J1リーグは大変多くのお客さまにご観戦いただき、盛況のうちに幕を閉じました。入場者数は630万人を超えてJリーグ史上最多を記録し、1試合平均入場者数もついに2万人の大台を突破しました。素晴らしい戦いを披露してくれた全ての選手、クラブ関係者、それを支えていただいたファン・サポーターと地域の皆さまに心より感謝申し上げます」(12月7日)村井 満Jリーグチェアマン コメントⓒJ.LEAGUEⓒJ.LEAGUE横浜F・マリノスが15年ぶり4度目の王座に横浜F・マリノスが15年ぶり4度目の王座に1vol.275 25 Dec. 2019順位選手所属得点数1マルコス ジュニオール横浜FM 151仲川 輝人横浜FM 153ディエゴ オリヴェイラFC東京143ドウグラス 清水145鈴木 武蔵 札幌13順位選手所属得点数5小林 悠川崎F 135ダビド ビジャ神戸138セルジーニョ鹿島128興梠 慎三浦和1210エジガル ジュニオ横浜FM 11得点ランキング上位

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