トピックス(8月30日~10月24日)※各項目の詳細については、Jリーグ.jp(https://www.jleague.jp)を参照 アジアのクラブチャンピオンを決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019は10月23日に準決勝が終了し、浦和レッズが2年ぶり3度目の決勝進出を果たした。日本勢が決勝へ駒を進めたのは、一昨年の浦和、昨年の鹿島アントラーズに続き3年連続。浦和は2007、17年にACLを制覇しており、大会史上初の3度優勝に挑む。決勝の対戦相手はサウジアラビアのアルヒラル。第1戦はアウェイで11月9日(土)、第2戦はホームの埼玉スタジアム2002で同24日(日)に行われる。 浦和は準々決勝で上海上港(中国)と対戦し、アウェイで2-2、ホームで1-1と2引き分けながら、アウェイゴール数で勝り4強入りした。準決勝で戦った広州恒大(中国)は、準々決勝で鹿島を0-0、1-1とやはりアウェイゴールルールで退けての準決勝進出。このACLで2度優勝を誇る強豪に対して、浦和はホームの第1戦でファブリシオ、関根貴大が共に鮮やかなミドルシュートを決めるなど2-0と先勝した。 第2戦は逆転を狙う相手の攻勢を耐える展開となったが、後半開始間もない50分に橋岡大樹のクロスを興梠慎三がヘディングで決めて先制。「あの1点でこのゲームは終わったと思う」と大槻 毅監督が話した貴重な得点で、2試合合計スコアのリードを3点に広げた。今大会通算8点目を挙げた興梠は「守備陣が(失点)ゼロに抑えて、少ないチャンスで1点を取れた」と、厳しい戦いを振り返った。 決勝は2年前と同じカード。前回はアウェイの第1戦を1-1と引き分け、ホームの第2戦を1-0で勝利した浦和が、初優勝を狙うアルヒラルを下して2度目のアジア王座に就いた。準決勝第1戦で鮮やかな先制ゴールを決めたファブリシオ(左から3人目)を祝福する浦和のチームメート AFCチャンピオンズリーグ2019浦和レッズが決勝進出 2年ぶり3度目の王座を懸けてアルヒラルと対戦アルナスル(サウジアラビア)アルサッド(カタール)アルイテハド(サウジアラビア)アルヒラル(サウジアラビア)上海上港(中国)浦和レッズ(日本)広州恒大(中国)鹿島アントラーズ(日本)①2―1②1―3①0―0②1―3①2―2②1―1①0―0②1―1【準々決勝】【準決勝】【決勝】 ①11/9(土) ②11/24(日)①1―4②4―2①2―0②1―0※ ①:第1戦、②:第2戦。 左側のクラブが第1戦のホーム 右側のクラブが第2戦のホームWINNERS6vol.274 31 Oct. 20192020シーズンのビデオアシスタントレフェリー導入試合 Jリーグは9月24日に開催した理事会で、2020シーズンについてビデオアシスタントレフェリー(VAR)を下記の試合で導入することを承認した。■2020シーズンのVAR導入試合 : 計321試合・ 明治安田生命J1リーグ : 全306試合・ スーパーカップ : 1試合・ リーグカップ ノックアウトステージ : 全13試合・ J1参入プレーオフ決定戦 : 1試合湘南ベルマーレ 監督とクラブに制裁 公益社団法人 日本プロサッカーリーグの村井 満チェアマンは、後述の件について裁定委員会に諮問し、曺 貴裁(湘南ベルマーレトップチーム監督、当時)氏および湘南ベルマーレに対して制裁を決定し、10月4日に発表した。 対象となった事実は、曺氏のスタッフに対するパワーハラスメント行為および選手に対するパワーハラスメントに該当する不適切または問題となり得る言動。これによって精神的な苦痛や移籍を余儀なくされるなどの被害が複数発生した。またクラブに対しては、これらを認識する立場にあったとし、事実関係の詳細な把握や防止・改善に努めるべきでありながら積極的に取り組むことなく多くの関係者に被害が生じ、社会的非難を受け得る状況を招いたことが対象となっている。 曺氏にはけん責(始末書をとり将来を戒める)および公式試合5試合への出場資格停止(それまでに自粛した5試合で制裁に充当)、またクラブには同じくけん責および制裁金200万円の処分が科された。※太字下線は追加された市町村 Jリーグは9月24日に開催した理事会で、下記のように京都サンガF.C.がホームタウンを追加することを承認した。変更前京都市・宇治市・城陽市・向日市・長岡京市・京田辺市・木津川市・亀岡市・南丹市・京丹波町変更後京都市・宇治市・城陽市・向日市・長岡京市・京田辺市・木津川市・亀岡市・南丹市・京丹波町・福知山市・舞鶴市・綾部市京都サンガF.C. ホームタウン追加 Jリーグは9月24日に開催した理事会で、2019シーズンの順位に基づく理念強化配分金の各年(2020年・21年・22年)の支給基準額を、右表のとおり変更することを決定した。なお、2019シーズンの理念強化配分金の総額(27億8000万円)・審査方法に変更はない。また、2018シーズン以前の順位に基づく各年(20年・21年)の支給基準額についても、従来のとおり。順位2020年2021年2022年順位計〈現行〉1位10.04.01.515.52位4.02.01.07.03位2.01.5-3.54位1.8--1.8年度計17.87.52.527.8〈変更後〉1位5.55.05.015.52位2.52.52.07.03位2.01.5-3.54位1.8--1.8年度計11.89.07.027.82019シーズンの順位に基づく理念強化配分金の各年支給基準額■ 理念強化配分金の各年支給基準額 (単位:億円)※太字下線が変更部分
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