Jリーグシンガポール視察 2019 報告書
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Ⅰ.シンガポール・スポーツハブ Jリーグシンガポール視察2019報告書 (2019年6月14~17日) 5 この他、プレミア席パートナーのラガデール社、チケッティングのニューエラ・チケット社などのパートナーが付いている。 3.シンガポール・ナショナルスタジアムSingapore national stadium (1)開閉式屋根の陸上競技場 シンガポール・スポーツハブの核となる開閉式屋根を備えた国立陸上競技場。2007年に閉鎖された旧国立競技場(1973年竣工)を建て替えた。5万5000人収容(クリケットは5万2000人、陸上競技は5万人)。 62室のExecutive Suites、456席のPremium Plus Seats、544席のPremium Seats、2室のメンバーズ・ラウンジを備えている。 スタンド内やピッチ、諸室は、土日のコンサートに向けたリハーサル貸し出し中のため視察できなかったが、爆音が外まで響いていた。 OCBCラウンジは着席で300人、立食で500人収容可 高さ82.5m、直径310m、吊り下げ構造の屋根は、中央から左右に分かれてスライドし、約20分で開閉可能。屋根は約19mmの薄い鉄板が使われ、重量を減らすため可動部はさらに約6 mmにまで加工されている。開いた屋根を通して、競技場内部から、マリーナ・ベイ・サンズやシンガポール・フライヤーなど、シンガポールの都心部を望む事ができる。 (2)可動式スタンドで球技場に 競技に合わせて観客席が3つのモードに変化。最前列の位置を前後に動かせる。観客席の一部を地下に収容し、前方の席を滑らせて後方に下げるというもので、この設置の変更は48時間で可能。競技スペースが最も狭いサッカー・ラグビーモードから、最も広い陸上競技モードに変更すると、最前列の座席が

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