1vol.272 28 Jun. 201928 Jun. 2019 vol.272編集・発行 公益社団法人 日本プロサッカーリーグJリーグ公式サイト https://www.jleague.jp キャンプファイアをイメージして、半円形に並べられたアウトドア用チェアに、約190人の参加者が着席した。その職種は政府関係者、自治体首長、公務員、企業勤務、各種団体職員、もちろんJクラブ関係者も含めて実に多種多様。いずれも「Jリーグをつかおう!」の活動に賛同、あるいは興味を示した人々だ。 会の冒頭、Jリーグで社会連携を担当する米田惠美理事が、昨年5月14日に開かれたJリーグ25周年記念 未来共創「Jリーグをつかおう!」ワークショップから1年がたつシャレン!の進捗や課題、今後の取り組みなどを報告。その後、各方面のゲストによる「Jリーグをつかおう!」の可能性、クラブの実例などが、参加者同士の対話の時間を挟みながら紹介された。 米田理事は「(前回のワークショップで)いろいろな企画が挙がり、実際に動き出しているものもある。クラブスタッフ向けのファシリテーション講座を開き、そこから地域での対話の場を増やしながら、この1年で種をまき、芽を出してきた」と、これまでの成果を振り返った。 一方、昨年は全54クラブのホームタウン活動が2万回を超えながらも「熱量は感じるが、『すてきな活動だが知らなかった』、『Jリーグはそんな活動もやっているの』といった声も多かった。知られていないことはもったいない。もっと発信したい」と課題も挙げた。 こうした現状を踏まえてJリーグは今年度、シャレン!に三つの仕組みを用意する。既に運用を始め、活動案などを提案できる「シャレン!ウェブ」への提案受付機能の付加、良い提案をいただいた皆さまとクラブが出会う「シャレン!キャンプ」実施、そして1年間のシャレン!からいくつかの事例やアイデアを取り上げてJリーグからの感謝を伝える「シャレン!アウォーズ」開催である。 最後にスピーチに立った村井 満Jリーグチェアマンは「すてきなJリーグの日になった。『Jリーグをつかおう!』の取り扱い説明書を共有したような感覚。この動きが少しずつ広まっていくことを願っている」と今後への期待で締めくくった。2019「Jリーグをつかおう!」第1回ネットワークミーティング開催……1シャレン! クラブの現場から………………………………………………2明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019…………………………3 川崎フロンターレがチェルシーFCと対戦「J.LEAGUE NEWS」と振り返るJリーグの25年 2013年&2014年………4TOPICS……………………………………………………… 6Jリーグデジタルスタジアム開催/FIFA19 グローバルシリーズ eJ.LEAGUE SAMSUNG SSD CUP/4、5月度のMVP、ベストゴール、優秀監督賞発表/実行委員選任/参与選任/競技力と経営力の相関に関する調査実施/Rakuten Sportsで世界約140の国と地域に2019明治安田生命J1リーグを配信/2018年理念強化配分金活用実績/Jリーグ後援の大会・イベント2019JリーグYBCルヴァンカップ/AFCチャンピオンズリーグ2019 …8CONTENTS約190人の参加者はさらなる活動に向けて思いも新たにJリーグで活躍した播戸竜二氏も参加者と真剣に対話2019「Jリーグをつかおう!」第1回 ネットワークミーティング開催「シャレン!の理解を深めてもらいながら、すてきな仲間と出会っていただき、前に進むための足掛かりをつかんでいただければ」と米田理事村井チェアマンは「Jリーグは55クラブ、39都道府県でいつも皆さんを待っている」と積極的な活動参加を促した Jリーグは5月15日の「Jリーグの日」に、東京都内で『Jリーグをつかおう!第1回ネットワークミーティング』を開催した。社会を良くしたいと願う多様な人々とJリーグ・Jクラブが連携して、新しい社会活動を生み出していく。異なるフィールドから参加した仲間が熱く対話し、たくさんの気付きと絆が生まれた。活動にあたってのコアバリューは「LOVE & CRAZY!」。愛する地域のために、オカシイくらいのでっかい情熱を持って、走り続けたい。そんなふうに考える人々と手を取り合って、たくさんの熱狂をここから生み出していきます。
元のページ ../index.html#1