8vol.271 25 Apr. 20195月15日(水)は「Jリーグの日」! 誕生から26年今シーズンのアジアクラブチャンピオンを決めるAFCチャンピオンズリーグは、4月24日にグループステージのマッチデー(MD)4を終えた。日本から参加の4クラブは、いずれも3月12、13日のMD2までに白星をつかんだ。各グループの上位2クラブが、ラウンド16へ進出する。連覇を目指すグループEの鹿島アントラーズは、グループステージ前半戦を2勝1分で首位に立った。慶南FC(韓国)とのMD3では終盤まで1点を追う展開も、アディショナルタイムに2点を奪って3-2の逆転勝ち。大岩 剛監督はアウェイゲームに「勝って帰れることを非常に評価している」と話した。グループFは前半戦で広州恒大(中国)、大邱FC(韓国)、サンフレッチェ広島が勝点6で並ぶ大接戦。広島はMD2で本田圭佑を擁するメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に2-1で勝利した。首位の全北現代モータース(韓国)と4位ブリーラム・ユナイテッド(タイ)が勝点3と接戦のグループGでは、浦和レッズが前半戦を2位で折り返し。昨年のグループステージで1勝もできずに敗退したグループHの川崎フロンターレは、前半戦で2位の上海上港(中国)に勝点1差と、後半戦で巻き返しを狙う。 明治安田生命J3リーグが3月9日の藤枝MYFC vs 福島ユナイテッドFCで開幕した。今シーズンは新たにヴァンラーレ八戸が加わり、15クラブ+3クラブのU-23チームという計18チームが、ホーム&アウェイによる2回戦総当たりリーグ戦を実施。12月8日(日)の第34節まで、約9カ月間の長丁場を戦う。1、2位の2クラブが来シーズンの明治安田J2へ自動昇格となるが、J2クラブライセンスの保有が条件で、U-23チームは対象とならない。 偶数クラブの参加となった今シーズンのJ3は、各節で試合のないクラブがなくなり、4月14日に第6節を終了。セレッソ大阪U-23、ギラヴァンツ北九州、カマタマーレ讃岐、藤枝が勝点13で並び首位争いを繰り広げている。八戸は第2節でAC長野パルセイロを2-0と下し、記念すべきJリーグ初勝利。次はダイハツスタジアムでホームゲーム初白星を目指す。SC相模原にFIFAワールドカップなどで活躍した39歳のMF稲本潤一が加入したのも話題。ベテランのプレーが楽しみな一方、得点ランキングは6点のFW食野亮太郎(ガンバ大阪U-23、20歳)が首位で、5点のFW山田寛人(セレッソ大阪U-23、19歳)が2位につけるなど、若い選手たちの活躍も目覚ましい。 また、2016年4月14、16日に発生した大地震から3年が近づいた4月7日には、ロアッソ熊本が第5節のホームゲーム、相模原戦を「熊本地震復興支援マッチ」と銘打ち実施。えがお健康スタジアムを中心にミニライブやJリーグOB選手によるサッカー教室など、地域を元気にしようとするさまざまなイベントが催された。9カ月に及ぶ戦いは藤枝 vs 福島で火ぶたを切った明治安田生命J3リーグ開幕早くも接戦の首位争い AFCチャンピオンズリーグ2019メルボルンの本田(右)と競り合う広島のMF野津田岳人。本田もチームの1点を決めた後半戦にグループステージ突破を懸ける日本の4クラブ第5節の熊本 vs 相模原に合わせ、熊本県民総合運動公園補助競技場では森﨑浩司さん(写真)らがコーチとなって熊本地震復興支援・J-OBサッカー教室が行われた稲本は第6節のブラウブリッツ秋田戦で、加入後初の先発出場。試合には敗れたが、チームの得点をアシストした八戸のホーム開幕戦は第3節のY.S.C.C.横浜戦。晴天で始まった試合は途中、雪も舞った
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