事業強化3つの柱「パートナーとの協働」、「収入源の多様化」、「海外ビジネスモデルの確立」の3つの柱で自律的な事業基盤を構築事業強化のための三本柱17年にDAZNと10年約2100億円という日本のスポーツ史上最高額の放映権契約を締結し、映像のOTT配信やマーケティングプラットフォームが整備されたことで、長期的な成長の土台がようやく整い始めた。Jリーグは、25年かけてクラブとともに培ってきたフットボールエンターテインメントの資源を非連続の成長につなげていく。 「パートナーとの協働」に関しては、オフィシャルパートナーとの共創価値の創出を図り、将来的には企業側の課題解決にスポーツと協働することが主流となる可能性など、よりシナジーの高くなるパートナーシップの在り方を追及し、提供する価値の多様化、及び協賛価値を向上させたい。さらに、「収益源の多様化」においては、マーチャンダイジング分野でことし既存の規定を見直し、より収益が最大化することを目指したクラブへの規制緩和を決定。ECプラットフォームによる場所を選ばない販売チャネルも増強されつつある。12年から継続しているアジア戦略では、タイのトップ選手が3名、J1の舞台に立ちプレーしている。来季から始まる海外放映権交渉に向け、英語版フェイスブックのリニューアルや、海外プロモーションを強化など、「海外ビジネスモデルの確立」が進んでいる。ことしは、土台形成の年となった。来季は「パートナーとの協働」、「収入源の多様化」、「海外ビジネスモデルの確立」の3つの柱で自律的な事業基盤を構築するための戦略を構築していく。 パートナーとの協働パートナーとの共創価値創出海外ビジネスモデルの確立収入源の多様化国際戦略商品化収入の拡大アジアの経済成長とフットボールの人気2視聴観戦スタイルの変化いつでも・どこでも・何度でも1事業強化を後押しする2つのウェーブ事業強化3つの柱と核となる施策デジタルテクノロジーの進歩に伴い、スポーツの視聴・観戦スタイルの変化が訪れようとしている特に成長著しいアジアでフットボールが人気ナンバーワンスポーツであり、フットボールそのものの水準も高まっていること 12事業強化を後押しする2つのウェーブ7002MANAGEMENT STRATEGYBusiness&Management戦略の全体像施策
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