2018
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メール配信数(単月、千件)17/1218/218/418/618/818/102826882,0991,8324,1034,898▶ 顧客体験の向上に向けたJリーグとクラブの協力▶ 今後のデジタルプラットフォーム戦略F3からF5のファン層に対してはクラブがマーケティング主体となるが、Jリーグはクラブのデジタルマーケティング人材の育成支援やJリーグIDの分析による情報提供という形でクラブを支援しており、その成果としてクラブにおけるターゲティング毎の配信メール数の増加やアウェイサポーターに対する施策によるアウェイサポーター数の増加という効果が表れている。Jリーグは今後デジタルプラットフォーム戦略として、プライベートDMPやマーケティングオートメーションの導入による更なる顧客体験の向上のため顧客のWeb行動の可視化・データ補足率の向上、潜在ファンからマニア層までカテゴリーに応じたコミュニケーションの自動化、Jリーグが主導することによるクラブの負荷削減と経営資源効率化を実現することを目指していく。全クラブを対象に17年からデジタル人材養成講座を実施。「膨大なデータをどのように分析したら的確な情報がつかめるのか」といったアナリティクスや「どのようなメールを送ると読んでもらえるか。」といったコミュニケーション施策から、ベストプラクティスの共有やリアルイベントの企画まで、幅広く習得する。共通データベースを活用し相手チームを応援するビジターのお客様に対しても限定サービスを充実させ、クラブ同士が連携し来場促進に成功するクラブが出始めている。▶ さらなる顧客体験の向上最新のテクノロジーを活用した顧客体験利便性の向上快適性の向上プライベートDMP※1・MA※2の導入準備※1 DMP:データマネジメントプラットフォーム※2 MA:マーケティングオートメーションアウェイサポーターの来場者数増加顧客へ直接メール配信するツールがないクラブもあったが、2017年秋よりオンライン顧客へメール配信するシステムができ、クラブからの配信メール数が急増している。クラブからの配信メール件数増加2019 ~ さらなる顧客体験の向上ADCustomerCharacteristicsOmni-ChannelInputOutputAnalyse & sort▶ パーソナライズ(一人一人にあわせたおもてなし)Jリーグチケット、Jリーグ公式アプリを通してパートナー・クラブ支援を本格化(BIツール※の導入など)※ BIツール:Business Intelligence tools2018 ~ 顧客体験の向上©J.LEAGUE5702MANAGEMENT STRATEGYFor Fan&Customer有識者インタビュー戦略の全体像施策

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