38万200万20172018100万JリーグIDスタート100万ID突破20XX789101112123410観戦回数JリーグIDマーケティング0回なしF00回ありF11-2回ありF23-7回ありF38-15回ありF416回以上ありF5より重点的 ▶◀ より重点的コアファン潜在顧客※2017シーズンを終えた17年12月13日時点クラブ主体Jリーグ主体▶ Jリーグファンを可視化する1人1人に向けたJリーグライフの提案を目指してデジタル戦略Jリーグとクラブは顧客体験の向上を目指し、CRM(Customer Relationship Management※)に本格着手している。特に、性別、来場頻度といったお客様の個人情報をデジタル情報として取得・分析し、本当に必要なサービスは何かを測るデジタルマーケティングにより、多くの方にスタジアムでJリーグを楽しんでいただける状態を目指している。16年から3年かけてデジタル共通基盤整備を行い、18年にはJリーグマーケティングデータベースのクラブの利活用がスタート。観戦頻度に併せたおすすめグッズ紹介、ビジタークラブへの付帯イベントの案内といった実際の集客企画に活かし、お客様が希望するサービスが利用しやすくなる働きかけを強化している。データの可視化の基となるデータ量の1つとしてJリーグIDが100万人を突破。2017年7月時点で38.5万人であったID数が共通基盤の整備が進み、2018年で100万人へと拡大している。これにより、今までは定かでなかったJリーグのファン層が明らかになりつつある。Jリーグは潜在ファン層であるF0からマニア層であるF5までの6段階で定義し、各カテゴリー毎にデータの可視化を行っている。ファン層のなかでもF0からF2までのライト層に対しては、Jリーグがマーケティングを重点的に担い、招待施策のオンライン化やパートナー連携キャンペーンなどの施策を実施。これまでわからなかった顧客から顕在顧客への転換を図っている。Jリーグアプリ上でスタジアムへの招待策「明治安田生命Jリーグチャレンジ」を実施したところ、半年で8500組1.7万人が来場。「誘った」方が男性73.7%、「誘われた」方が女性47.3%と、男性が女性を誘ってスタジアムに来ている傾向がみられた。※CRM:顧客満足度と顧客ロイヤルティーの向上を通して、売上の拡大と収益性の向上を目指す経営戦略手法▶ データ基盤の整備・活用サービスごとに存在していたIDを「JリーグID」に統一オンラインショップリニューアル▶ クラブのデジタルマーケティング人材育成▶ 新規顧客へのアプローチ明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ 「デジタル中継祭り」の開催等男性は、女性をスタジアムに誘いたい?!▶ データ統合および分析▶ セキュリティ強化▶ 一元管理によるコスト削減共通データベースを開発2016 ~ 顧客データの整備2017 ~ 顧客データの活用やっぱりJリーグのデジタル戦略の遷移誘われた※ 2017シーズンの同施策実績データより47.3%誘った73.7%5602MANAGEMENT STRATEGYFor Fan&Customer有識者インタビュー戦略の全体像施策
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