頭が良くなるスタジアムJリーグをつかおう!広がる社会連携Jリーグは1993年5月15日に開幕してからことしでちょうど25周年を迎えました。全国に豊かなスポーツ文化をつくりたいと願いをこめた「Jリーグ百年構想」はJリーグ54クラブによる年間18,000回を超えるホームタウン貢献活動で地域にその意思を示しました。しかし、リーグ役員と全クラブ社長が集う会議で、クラブから挙がったのは「地域のための活動を精一杯やっているものの、サッカーの外側にいる人たちにはあまり届いていない」「確かな指標や覚悟がもてないまま、これからの25年に向かってよいのか?」という声でした。長い時間をかけて話し合った結果、私たちだけで進める活動よりも、スポーツやクラブそれぞれの特性を地域の人たちに伝えて、一緒につかってもらおう。「交換モデル」から「共創モデル」に移行しよう、という結論に至りました。そうして誕生したのが「Jリーグをつかおう!」という言葉です。▶ うまれた活動のタネ2018年5月14日、Jリーグ25周年を迎える前日。単なる記念式典ではなく、百年構想の次の紡ぐ未来志向の会にしようと考え、全国から集まったJクラブ、市民300名と「未来共創ワークショップ」を行いました。会場には、ソーシャルワーカー、クラブの社長、現役選手、ホームタウン担当、主婦、学生、企業の方など、地域を豊かにしたいと願う、様々な人たちが集まりました。プロのファシリテーターの進行で、50のテーブルに分かれ、各々が実現したい未来と、自分の持っているアイデアとアセットを見せ合い、交換しながら、最後に「地域を豊かにする、Jリーグをつかった57のアイデア」にまとめあげました。JFARM構想(農業)ミレニアル世代移住計画スタジアムに泊まろう!災害時訓練ローカルガイド編集室365日ハッピー共育スタジアムなど57のアイデア詳細レポートはこちら4002MANAGEMENT STRATEGYFor Community有識者インタビュー戦略の全体像施策
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