2018
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©J.LEAGUEスポーツ界には、インテグリティという言葉があります。スポーツ・インテグリティ(Sports Integrity)は、スポーツの高潔性と訳され、「ルールの中で最大のパフォーマンスを発揮する」というスポーツの特性を成り立たせるための大切な価値の一つとなっています。Jリーグがスポーツ・インテグリティを大切にする理由はシンプルです。「誰もが本気でスポーツを楽しめる空間にしたい」Jリーグは、スポーツの力を信じる多くの人々で成り立っています。スタジアムを訪れると同じチームを応援し、励まし合う仲間がいます。眼前には、高みを目指すプロフェッショナル同士が本気でプレーを競い合います。「スポーツっていいね」と共感できるのは、そこが開かれた場であり、スポーツを本気で楽しめる空間だからです。ドーピング、八百長、差別、ハラスメント、反社会的な行為―。ルールを無視した身勝手なふるまいは、熱を冷まします。熱が冷めてしまった場所に豊かなスポーツ文化は育ちません。Jリーグはスポーツ・インテグリティを育みます。そして「誰もが本気でスポーツを楽しめる空間として、ふさわしい場となっているか」を、自問自答し続けます。スポーツインテグリティJリーグのサステナビリティ3602MANAGEMENT STRATEGYJリーグのサステナビリティこれからの戦略スポーツ・インテグリティ

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