2018
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検証: 5大リーグへの輩出選手を増やす決勝トーナメントに進出した各国におけるロシアワールドカップの初戦にスタメン出場した選手の所属チームが5大リーグである割合は右のとおりである。多くの国で、7割以上の選手が5大リーグに所属していることがわかる。特にベスト4以上の国の選手は平均でおよそ9割の選手が5大リーグに所属していることがわかる。優勝したフランスの初戦スタメンに注目してみると、実は1人しかリーグアンに所属している選手がいない。フランスは、自国リーグが5大リーグであるにも関わらず、他のリーグへ選手を輩出しているのである。これは、ドイツがバイエルン・ミュンヘンを中心にチームを作り、ブラジルワールドカップで優勝したことに倣ってJリーグの強化を図ってきたが、それだけではないことを示唆するものであった。5大リーグ選手割合フランス 初戦スタメンの所属リーグリーグプレミアリーグ(イングランド)ブンデスリーガ(ドイツ)ラ リーガ(スペイン)セリエA(イタリア)リーグアン(フランス)人数3人2人5人0人1人成績優勝準優勝3位4位ベスト8ベスト16国・地域フランスクロアチアベルギーイングランドロシアウルグアイブラジルスウェーデンスペインポルトガルデンマークアルゼンチンスイスメキシコ日本コロンビア割合100%91%73%100%0%73%100%55%100%55%73%64%91%45%73%73%1ロシア大会の上位16チームを対象とし、予選リーグ初戦の先発メンバーに占める欧州5大リーグ※所属選手の割合を分析した※欧州5大リーグ:注釈のない場合は、英・プレミアリーグ、独・ブンデスリーガ、西・ラリーガ、伊・セリエA、仏・リーグアンを指す01RESULTS & TOPICS特集 1272701RESULTS & TOPICS特集

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