2018
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2018シーズン明治安田生命J1リーグの年間総入場者数は、2017シーズンと比較すると+55,360人(+1.0%)増加して、5,833,538人となった。ことしはFIFAワールドカップイヤーでシーズン途中にリーグ戦の中断期間があるため、その前後のスケジュールがタイトになり、通常のシーズンより平日開催が多くなった。また、2018シーズンは、明治安田生命JリーグフライデーナイトJリーグを開催しており、2017シーズンよりも平日開催が多いのが特徴であった。本項では、2017シーズンに加え、同じくワールドカップイヤーであった2014シーズンの入場者数と比較することで、2018シーズンの入場者数を振り返ることとした。ANALYSISホームゲームにおける入場者数増加入場者数から振り返る2018シーズン100,000120,000140,000160,000180,000200,000(人)02014シーズン2017シーズン2018シーズン36(節)32282420161284J1リーグ試合数201420172018土・日・祝日282286230平日2420762018シーズンの開幕は、2017シーズンと遜色ないほどのスタートダッシュとなったが、その後第10節までは平日開催が23試合もあったことで(2017シーズンは7試合)、集客が大きく減少している。ワールドカップ前後の2014シーズンと2018シーズンの入場者数を見てみると、2014シーズンはブラジルで日本代表が惨敗したことの影響なのか、大会後の第15節以降は下降基調で推移している。一方で、2018シーズンは、ロシアで日本代表が目覚ましい活躍を見せてくれた大会後の第16節以降、平日開催の落ち込みはあるものの、シーズン終盤に向けて集客が伸びており、上昇基調であることがわかる。ただ、2018シーズンは、ワールドカップ後も平日開催が42試合(2017シーズンは9試合)と多かったが、2017シーズンよりも大きく入場者数を増やしている。2017シーズン後半に悪天候が続いたことを考慮しても、2018シーズンの増加は目覚ましく、これは単純にワールドカップからの好影響として整理できないペースの成長であった。この影響は何か、2018シーズンのワールドカップ後の成長について次のページ以降でさらに分析をすすめていきたい。各節入場者数推移(4節移動平均)[2018、2017、2014シーズン]▲2018平日開催▲2018平日開催▲2018平日開催▲2018平日開催▲2014平日開催▲2017連続台風2018お盆▼2014シーズンW杯後2018シーズンW杯後2017サマーブレーク(JWC)▼?2301RESULTS & TOPICSANALYSIS

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