10vol.269 26 Dec. 2018 各月の明治安田生命J1リーグで最も優れたゴールを表彰する「月間ベストゴール」で、11月度受賞ゴールはヴィッセル神戸のFWルーカス ポドルスキが第31節の名古屋グランパス戦(11月3日)で10分に決めた得点、12月度は柏レイソルのFWクリスティアーノが第34節のガンバ大阪戦(12月1日)で63分に決めた得点が選ばれた。月間ベストゴールは、年間で最も優れたゴールに与えられる「年間最優秀ゴール賞」のノミネートゴールとなり、同賞は12月18日に横浜アリーナで開催された2018Jリーグアウォーズで表彰された(3ページ参照)。 一方、各月の明治安田生命J1・J2で最も活躍した選手を表彰する「明治安田生命Jリーグ Mastercard priceless japan 月間MVP」に、11・12月度のJ1はガンバ大阪のFWファン ウィジョが選出された。J1の受賞選手には賞金として30万円が授与される。 「2018Jリーグインターナショナルユースカップ」が12月19~23日に、長野Uスタジアム、長野市営陸上競技場で開催された。本大会は、Jリーグが魅力的なフットボールの展開、推進を目指して選手育成に取り組む中で、Jリーグと日本サッカー協会(JFA)が協働で行うJFA/Jリーグ協働プログラム(JJP)の一環として行われた。全試合がDAZN、Jリーグ公式メディアで国内外にライブ配信された。 大会には「2018Jユースカップ 第26回Jリーグユース選手権大会」で準決勝に進出した4クラブと、海外から4クラブが参加。計8クラブを4クラブずつ2グループに分けて1回戦総当たりのグループステージを実施。各グループの同順位同士による順位決定戦で、最終順位を決定する方式で行われた。試合は80分(前後半各40分)。 グループステージは19、20、22日に行われ、23日に順位決定戦を実施。1位・2位決定戦では、ライト・トゥ・ドリーム(ガーナ)が2-0で蔚山現代FC(韓国)を下して優勝した。全クラブが参加した閉会式ではMVP、ベストグローブ賞などの表彰が行われた。 大会期間中には参加クラブ同士、長野の高校生たちとの交流、各国指導者がそれぞれの育成事情や取り組みを紹介する場も設けられた。Jリーグの村井 満チェアマンは「このような機会を通じて、選手育成と同時に指導者のレベルアップ、国際経験の向上も図っている」と意義を語った。 アラブ首長国連邦(UAE)で開催されたFIFAクラブワールドカップ(12月12~22日)に出場した鹿島アントラーズが、4位で大会を終えた。開催国枠で参加し、準優勝した2016年の大会以来、2度目の出場。今回はAFCチャンピオンズリーグ2018で初優勝を成し遂げ、アジアサッカー連盟(AFC)の代表として戦った。 ノックアウト方式による大会の初戦で、北中米カリブ海代表のCDグアダラハラ(メキシコ)にMFの永木亮太、セルジーニョ(PK)、FW安部裕葵の得点で3-2と逆転勝ちした鹿島は、準決勝で欧州代表のレアル・マドリード(スペイン)と対戦。2年前の決勝で延長戦の末に敗れた相手に、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けた。だが、前半終了直前に先制を許すと後半にも2点を献上。78分にMF土居聖真が1点を返したものの、1-3で決勝進出は成らず。3位決定戦では南米代表のリバープレート(アルゼンチン)に0-4で敗れた。鹿島の大岩 剛監督は3位決定戦後、「世界のレベルの高さを感じることができた。今回経験したことを生かさないといけない」と語った。 なお、決勝はレアル・マドリードが開催国枠出場のアルアインに4-1で快勝し、3連覇、最多4度目の優勝を達成した。アルアインの得点は、元鹿島のMFカイオが蹴ったFKを、元サンフレッチェ広島のMF塩谷 司がヘディングで決めた。11・12月度の月間ベストゴール、月間MVPが決定2018Jリーグインターナショナルユースカップ開催鹿島アントラーズが世界の4位にルーカス ポドルスキクリスティアーノファン ウィジョ➡ 得点の映像は下の写真をクリック➡ 得点の映像は下の写真をクリック11月・12月度実行委員選任 Jリーグは11月20日、12月12日に開催した理事会で、下記のように実行委員を選任した。クラブ変更前変更後京都サンガF.C.※11月20日理事会で承認山中 大輔(やまなか だいすけ)株式会社京都パープルサンガ代表取締役社長伊藤 雅章(いとう まさあき)株式会社京都パープルサンガ代表取締役社長モンテディオ山形※12月12日理事会で承認渡邉 修(わたなべ おさむ)株式会社モンテディオ山形代表取締役社長相田 健太郎(あいた けんたろう)株式会社モンテディオ山形代表取締役社長※2019年1月1日付で同職に就任予定ジュビロ磐田※12月12日理事会で承認木村 稔(きむら みのる)株式会社ジュビロ代表取締役社長小野 勝(おの まさる)株式会社ジュビロ代表取締役社長※2019年1月1日付で同職に就任予定アルビレックス新潟※12月12日理事会で承認中野 幸夫(なかの ゆきお)株式会社アルビレックス新潟代表取締役社長是永 大輔(これなが だいすけ)株式会社アルビレックス新潟代表取締役社長※2019年1月1日付で同職に就任予定クラブ新任 J3入会クラブヴァンラーレ八戸※12月12日理事会で承認 細越 健太郎(ほそごえ けんたろう)株式会社ヴァンラーレ八戸 代表取締役株式会社電通とJリーグ マーケティングパートナー契約に基本合意2018年度功労金授与対象者大会・イベント主催開催日(2018年)開催場所ベトナム・ビンズン国際ユースカップU-13株式会社川崎フロンターレ12月14、15、16日ベトナム ビンズン市 ゴーザウスタジアムJIFFインクルーシブフットボールフェスタ2018一般社団法人日本障がい者サッカー協会12月23日フットサルステージ(ニューシティー多摩センタービル8F)Jリーグが後援した大会・イベント敬称略J.LEAGUE PUB Report 2018 発行【掲載内容】25周年を迎えたJリーグの新たな方向性、フットボール重点施策、オシム氏&原副理事長対談などJ.LEAGUE Library(https://jlib.j-league.or.jp/)で閲覧可能【最終順位】優勝ライト・トゥ・ドリーム(ガーナ)2位蔚山現代FC(韓国)3位ヴィッセル神戸U-184位アルビレックス新潟U-185位横浜F・マリノスユース6位清水エスパルスユース7位浦項スティーラーズ(韓国)8位ウルヴァーハンプトンFC(イングランド)MVPフランシス アブ(ライト・トゥ・ドリーム)ベストグローブ賞ミン ドンファン(蔚山)得点王(各3得点)ブラウン ノア 賢信(横浜FM)青島 太一(清水)ジョン ソンヒョン(浦項)フェアプレー賞清水エスパルスユースライト・トゥ・ドリーム(白)と蔚山の1位・2位決定戦地元高校生との交流で書道の手ほどきを受けた選手たちグルージャ盛岡 ホームタウン追加 Jリーグは12月3日に開催した理事会で、グルージャ盛岡のホームタウン追加を承認した。 Jリーグは2019年からの4年間、「Jリーグマーケティングパートナー」として、株式会社電通との契約締結に基本合意した。これにより19年からの4年間を対象とした、Jリーグのマーケティングに関わる事業(オフィシャルパートナーセールスなど)は、原則として同社が独占的に取り扱うこととなる。 Jリーグは12月12日に開催した理事会で、土屋征夫氏(2017シーズン所属は京都サンガF.C.)、加地 亮氏(同ファジアーノ岡山)ら18人の2018年度功労金授与対象者を承認した。本制度は、Jリーグを引退した選手の試合出場実績に対して功労金(100~300万円)を授与するもので、ことし2月の理事会で制度の新設が承認されてから初めての授与となる。グルージャ盛岡変更後盛岡市・宮古市・大船渡市・花巻市・北上市・久慈市・遠野市・一関市・陸前高田市・釜石市・二戸市・八幡平市・奥州市・滝沢市・雫石町・葛巻町・岩手町・紫波町・矢巾町・西和賀町・金ケ崎町・平泉町・住田町・大槌町・山田町・岩泉町・田野畑村・普代村・軽米町・野田村・九戸村・洋野町・一戸町【岩手県全県】※太字下線は追加された市町村
元のページ ../index.html#10