3vol.267 9 Nov. 20183vol.267 9 Nov. 2018TMニューヒーロー賞発表グループステージから準決勝まで実施した報道関係者の投票を基に、選考委員会が協議した結果、今大会のニューヒーロー賞に横浜F・マリノスのMF遠藤渓太(20歳)が決定した。大会開幕時に21歳以下の選手が対象で、同クラブからは2013年の齋藤 学(現川崎フロンターレ)に続き2人目の受賞。決勝進出への貢献に加え、大会を通じて成長する姿に今後の可能性が秘められていることも評価された。受賞が発表された10月22日、遠藤は「本当にうれしく思う。自分の力だけで勝ち得た賞ではなく、チームメート、監督やスタッフ、全ての方々のおかげ」とコメントを寄せた。決勝前夜祭開催決勝を翌日に控えた10月26日、さいたま市内のホテルで決勝前夜祭が開催された。決勝に進出した両クラブの選手・監督をはじめ、数多くの関係者が出席し、ファイナルへの期待が高まった。あいさつに立った村井 満Jリーグチェアマンは「埼玉県、さいたま市にはこの大会のために本当にご尽力いただいた。Jリーグ初年度の前から大会を一貫して支え続けてくれたヤマザキビスケット社に心から感謝したい」と述べた。また、ニューヒーロー賞を受賞した遠藤渓太の表彰も行われた。もうひとつのルヴァンカップ「もうひとつのルヴァンカップ」と題し、ヤマザキビスケット株式会社の基幹商品「ルヴァンプライム」を用いたJリーグ各クラブによるレシピコンテストが行われた。クラブはホームタウンのご当地グルメやクラブ食堂レシピ、監督考案レシピなどを動画で紹介。ファン・サポーターがJリーグ公式サイト、同公式ツイッターで投票した。1位に選ばれたのはサガン鳥栖の「カトーレスサンド」(KaTORRESsand)で、粒あん団子1個をルヴァンプライムに挟んだアレンジレシピ。2位はガイナーレ鳥取の「フレンチトーストdeルヴァンプライム」、3位はサンフレッチェ広島の「ルヴァンプライムチキン」だった。Jリーグカップ(チェアマン杯)を持つ曺監督。チームを率いて7年目に成し遂げた快挙を「クラブ全体の勝利」と評した表彰を受けた木村主審(左から3人目)らの審判チーム恒例のルヴァンカップキッズバトルで両クラブを応援する子どもたちが対戦準決勝まで9試合に出場してコンスタントに活躍。味方を生かすプレーで得点に絡むなど、今大会で大きく成長した遠藤。報道関係者の投票では1位を獲得した決勝来場者全員にヤマザキビスケット社製品の「ルヴァンプライムスナック試食パック」と「ルヴァンプライムミニサンド チェダーチーズ味」がプレゼントされたJリーグの原 博実副理事長もルヴァンプライムパーティーブースでお勧めレシピを賞味ヤマザキビスケット株式会社の飯島茂彰代表取締役社長(左)が湘南のFW高山 薫にルヴァンカップを授与最優秀選手賞を受賞した杉岡(右)は「点を取ったという感覚だけなので満足はしていない」と謙虚に話したキックオフ前にルヴァンカップをピッチに運ぶ元横浜FMの波戸康広氏(左)と元湘南の坂本紘司氏決勝の健闘とフェアプレーを誓い、選手代表がサインしたファイナリストプレートを披露。左から村井チェアマン、高山(湘南)、扇原貴宏(横浜FM)、堤 克二ヤマザキビスケット株式会社常務取締役1位は鳥栖のカトーレスサンド。レシピを紹介した加藤恒平(右)、フェルナンド トーレスの両選手。今夏加入のトーレスは団子が好物とか曺 貴裁監督(湘南)「チームとしても個人としても、埼玉スタジアムでルヴァンカップ決勝を戦うのも初めてで、その中でも『絶対優勝する』という気持ちでピッチに立とうと選手に話して、前半の立ち上がりからマリノスに対して非常に堂々とプレーしてくれたと思う。『湘南スタイル』と言われるものは縦に速いだけでなく、サイドで体を張り、相手のシュートをブロックする面も含めて総括的なもの、原則的なものだと思っているので、それを今日出た選手たちが、出ていなかった選手たちと一緒に毎日切磋琢磨して、ピッチの中の温度を常に下げずに、出ている選手も出ていない選手も選別せずにやってきたことが、こういう結果につながってうれしく思う」アンジェ ポステコグルー監督(横浜FM)「特に前半はかなり湘南が良いプレーをして押されたと思う。後半は自分たちのサッカーができて、残念ながら得点は入らなかったが、かなり自分たちの形がつくれた。自分たちの準備というよりは湘南が素晴らしかった。球際はほぼ負けていたし、球際の勝負になるのは湘南のゲームだと思うが、特に前半はそういう形になった。後半は自分たちも落ち着いてアグレッシブにいって良いプレーが増えていたが、試合に入るのに45分かかってしまったのは事実。いまは残念な気持ちが上回っているが、その中でもしっかり試合を分析して成長していかないとタイトルは取っていけないし、勝者になるために大事なポイントだと思っている」村井 満Jリーグチェアマン「湘南ベルマーレの皆さま、優勝おめでとうございます。リーグカップ戦初の決勝進出ながら見事に勝利を収め、昨年のセレッソ大阪に続き2年連続して決勝初出場クラブがタイトルを獲得しました。心より祝福申し上げます。走り負けない『自分たちの戦い』ができたことが何よりの勝因だったのではないでしょうか。一方の敗れた横浜F・マリノスも、度重なる攻撃を仕掛けゴールまであと一歩のところまで迫っていました。神奈川ダービーとなった伝統ある両クラブの対戦は、タイトルを懸けた戦いにふさわしい大変見応えのあるもので、試合を観戦されたヤマザキビスケット株式会社の飯島茂彰社長も両チームの勇姿をたたえていました」2018JリーグYBCルヴァンカップ トピックス
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