公益財団法人日本プロサッカーリーグチェアマン村井 満 ユース年代の選手育成と活躍の舞台となる「2018Jユースカップ 第26回Jリーグユース選手権大会」が開催されます。2020年に東京オリンピックが控えている中、活躍できる選手が輩出することを願い、レベルアップの場として戦う大会は非常に楽しみです。 今年6月に開催されたFIFAワールドカップロシア大会では、ベスト16という結果となり日本中でも大いに盛り上がりました。本大会において全試合に出場した吉田麻也選手、ラウンド16のベルギー戦でゴールを決めた原口元気選手はクラブユース出身の選手です。それぞれが経験を積み、世界の舞台で活躍するまでに上り詰めました。そして、新体制となった男子日本代表に選出されている南野拓実選手は2011年に開催した第19回に出場し、惜しくも準優勝ではありましたが大会得点王という記録を残し、大会を大いに盛り上げました。 Jリーグは今年25周年を迎えました。今後を見据えるにあたり選手育成の強化は避けて通れない重要な要素と認識しております。クラブユースのレベルアップならびに一人でも多くの選手がプロとして出場すること、そして世界に通用するような選手を輩出できるように指導者の強化にも取り組んでいます。 本大会は2016年度より出場全チーム参加のノックアウト方式によるトーナメント制で行われていますが、一発勝負という厳しい環境下に身を置くことで、技術面だけでなく柔軟に対応できるような適応力を養うことで、出場する選手たちには最後の瞬間まで思う存分力を発揮してほしいと思います。 26回目の開催となる今回は、初めてミクニワールドスタジアム北九州が決勝の地となります。昨年オープンしたこのスタジアムは、ピッチ面と同じ高さで観戦できる日本初の「ゼロタッチ」スタンドを採用したどの席からも楽しめる臨場感のある造りとなっています。観客席との距離が近く、選手は緊張感を体感しながら試合に臨むことができ、本大会を通じて大きく成長していくことで自身の糧とし、経験を積んでいくことを願ってやみません。 最後になりましたが、育成年代の重要性をご理解いただき、本大会の開催にご尽力いただきましたすべての関係者の皆さまに、心より御礼を申し上げます。試合をご覧になるファン・サポーターの皆さまは、頂点を目指してひたむきにプレーする選手たちに熱いご声援をお願いいたします。朝日新聞社代表取締役社長渡辺 雅隆 「2018Jユースカップ 第26回Jリーグユース選手権大会」が盛大に開催できますことを、主催者の一員として大変うれしく思います。 今年のFIFAワールドカップロシア大会では、初戦でコロンビアに勝利するなど日本代表が躍動し、日本中を盛り上げました。とくに初のベスト8進出がかかったベルギー戦では、勢いそのままに2点を先取するなど、最後の最後まで期待を抱かせました。 1994年に始まったJリーグユース選手権大会は、若手選手の育成や地域でのサッカーの普及を目指して日本サッカー協会、日本クラブユース連盟、地域のサッカークラブなどが力を合わせて開催してきました。対戦方法もノックアウト方式のトーナメントとなり、スリリングな試合が増えています。今大会でも、そうした試合が多くなることを期待しています。 Jユースカップを経験した選手の多くが日本代表として活躍しています。今回出場するみなさんが、この大会を通じて大きく成長し、2年後に迫った2020年東京オリンピックに代表として出場することを楽しみにしています。 朝日新聞社は、だれもがスポーツを楽しめる環境作りを目指すJリーグ百年構想のパートナーとなっているほか、日本代表のサポーティングカンパニーでもあります。今後も、さまざまな形で日本サッカーの発展に貢献してまいります。 最後になりましたが、大会の開催にあたりご尽力いただきましたすべての関係者のみなさま、そして大会を盛り上げていただくサッカーファンのみなさまに心より感謝申し上げます。日刊スポーツ新聞西日本代表取締役社長橘 尚雄 「2018Jユースカップ 第26回Jリーグユース選手権大会」が、盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。 本大会はクラブスポーツの育成、普及を図るとともに、未来のJリーガーや日本代表を目指す選手たちのレベルアップの舞台として誕生。今回で26回目の開催を迎えます。 今年6月、6大会連続出場となったロシアでのFIFAワールドカップでは、直前の監督交代というアクシデントも乗り越え、我らがサムライブルー日本代表は2大会ぶり決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げました。これもひとえに「最後まで諦めない」プレーが呼んだ結果ではないでしょうか。また西野監督からバトンを受けた森保監督は、今大会を経験した中島翔哉選手(プリメイラリーガ・ポルティムネンセSC所属)や南野拓実選手(オーストリア・ブンデスリーガ・レッドブル・ザルツブルグ所属)、堂安律選手(オランダ・FCフローニンゲン所属)ら若手を次々と起用して、新生サムライブルーとして上々の滑り出しを見せました。 このように本大会が、日本サッカー界の発展に貢献できますことは、大会共催者として何よりの喜びです。今後も、この「Jユースカップ」から1人でも多くのJリーガーや日本代表選手へと飛翔していただくことを強く願うとともに、今大会の報道をはじめ、読みごたえのある記事を日刊スポーツの紙面でもお伝えしてまいります。 最後になりましたが、大会開催にあたり、ご尽力いただきました関係者の皆さまに、厚く御礼申し上げ、私からの挨拶とします。12018
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