●リーグ戦入場者 : 275万5698人(前年比 : −44万9109人)●リーグ戦平均入場者数 : 1万131人(前年比 : -3222人)『J.LEAGUETM NEWS』と振り返るJリーグの25年1997(平成9年)1stステージ(かっこ内は勝点。引き分けはなし。勝点が同じ場合は得失点差)①鹿島アントラーズ(37)②横浜フリューゲルス(35)③柏レイソル(32)④ベルマーレ平塚(28)⑤横浜マリノス(28)⑥ジュビロ磐田(26)⑦清水エスパルス(25)⑧ガンバ大阪(24)⑨浦和レッズ(21)⑩サンフレッチェ広島(21)⑪セレッソ大阪(19)⑫名古屋グランパスエイト(18)⑬京都パープルサンガ(18)⑭ヴィッセル神戸(17)⑮ジェフユナイテッド市原(13)⑯ヴェルディ川崎(10)⑰アビスパ福岡(9)2ndステージ(かっこ内は勝点。引き分けはなし。勝点が同じ場合は得失点差)①磐田(40)②G大阪(34)③横浜M(32)④鹿島(31)⑤名古屋(30)⑥清水(29)⑦浦和(26)⑧C大阪(24)⑨平塚(21)⑩柏(20)⑪横浜F(18)⑫V川崎(16)⑬広島(15)⑭市原(15)⑮福岡(10)⑯京都(9)⑰神戸(7)Jリーグアウォーズ(丸数字は受賞回数)【最優秀選手賞】ドゥンガ(磐田、①)【ベストイレブン】GK 大神友明(磐田、①)、DF 秋田 豊(鹿島、①)、相馬直樹(鹿島、③)、井原正巳(横浜M、⑤)、MF ビスマルク(鹿島、③)、山口素弘(横浜F、②)、中田英寿(平塚、①)、ドゥンガ(磐田、①)、名波 浩(磐田、②)、FW中山雅史(磐田、①)、 エムボマ(G大阪、①)【得点王】エムボマ(G大阪、①)25得点/28試合【新人王】柳沢 敦(鹿島)年間順位(かっこ内は勝点。1、2位はサントリーチャンピオンシップの結果による)①磐田(66)②鹿島(68)③横浜M(60)④G大阪(58)⑤清水(54)⑥横浜F(53)⑦柏(52)⑧平塚(49)⑨名古屋(48)⑩浦和(47)⑪C大阪(43)⑫広島(36)⑬市原(28)⑭京都(27)⑮V川崎(26)⑯神戸(24)⑰福岡(19)ジュビロ磐田が優勝、開幕時10チーム以外で初日本代表がFIFAワールドカップ予選突破Jリーグは1993年5月15日に開幕以来、ことしが25周年。その間のさまざまな出来事を、Jリーグ広報誌として94年に生まれた『J.LEAGUE NEWS』(Jリーグニュース)の記述を織り込みながらシリーズで振り返る。ジュビロ磐田が初優勝した1997シーズンは、日本代表の初のFIFAワールドカップ予選突破に全国が沸いた。続く1998シーズンは、Jリーグ1・2部制実施が決まった一方で、横浜マリノスと横浜フリューゲルスの統合という事態に揺れた。ヤマザキナビスコカップ決勝と同カードとなったサントリーチャンピオンシップを制し、関東圏以外では初となるJリーグ優勝を成し遂げた磐田 「ジョホールバルの歓喜」。ついに世界最高峰の舞台への扉を開いた日本代表。当時は全選手がJクラブ所属だった※クラブ名、肩書は当時。「vol.」はJリーグニュースの号日付Jリーグ関連の出来事世の中の主な出来事1月1日第76回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝(V川崎 3-0 広島、国立競技場)3月2日'97 SANWA BANK CUP開催(名古屋 3-1 ワシントンD.C.ユナイテッド〈アメリカ〉、国立競技場)8日'97Jリーグヤマザキナビスコカップ開幕。Jリーグ準会員の札幌、仙台が参加、鳥栖も特別参加。3月の3試合で主審に小型集音マイク装着、WOWOWで試合中継の際に生のレフェリングの声を放送31日野末陳平税金教室開催。選手、関係者らを対象に約130人が参加4月5日'97XEROX SUPER CUP開催(鹿島 3-2 V川崎、国立競技場) Jリーグ初のテレビCFをオンエア。Jリーグ選手たちが出演12日1stステージ開幕 神戸が加わり17クラブで22日ペルー日本大使公邸占拠事件、人質全員解放5月17日1stステージ第9節で、雷雨による試合中止(浦和 vs 横浜F)、得点取り消し判定(柏 vs 磐田)が発生。「『Jリーグ規約に具体的な対処が明記されていない』といった指摘もありましたが、(中略)ケースによっては事態の正しい対処を審議しながら規約に追加していくことが得策だと考えます」(Jリーグチェアマン川淵三郎、vol.30)6月2日1999シーズンからの1・2部制に向け、Jリーグ2部(仮称)への参加申請クラブを公表。山形、福島、水戸、山梨(甲府)、新潟、大分、鳥栖の7クラブ。東京ガス、NTT関東は申請提出期限猶予17日実行委員会で1997年のJリーグ準会員に川崎F、本田が承認される7月1日香港が英国から中国に返還18日Jヴィレッジがオープン 19日1stステージ終了 優勝は鹿島 「鹿島の優勝が最終戦で決まったが、2位の横浜Fが16節・17節ともに優勝への強い意欲を持って戦ってくれたことで、多くのサポーターを熱狂させ、またアントラーズの優勝を価値あるものにしてくれた」(川淵チェアマン、vol.32)27日台風のため1日順延された'97JリーグKodakオールスターサッカー開催(J-EAST 1-4 J-WEST、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)30日2ndステージ開幕8月28日JOMO CUP'97Jリーグドリームマッチ開催(日本代表 0-0 Jリーグ外国籍選手選抜、浦和市駒場スタジアム)31日ダイアナ元英国皇太子妃、パリで交通事故死9月5日本田がJリーグ準会員取り消し願いを提出(30日の臨時理事会で取り消しを決定)10月4日2ndステージ終了 優勝は磐田 日本代表のFIFAワールドカップアジア最終予選のため、第7節から日本代表選手欠場 「Jリーグがスタートした時の10チーム以外での優勝は磐田が初めてで、大変意義深いことだと思っている」(川淵チェアマン、vol.34) 11月16日日本代表のFIFAワールドカップ初出場が決定。アジア第3代表決定戦で、延長戦のゴールデンゴール(Vゴール)によりイランを3-2で破る 「Jリーグや日本代表を目指す少年たちに大きな夢と活力を与えるものになったことは言うまでもありません。Jリーグとしても、理念の一つである"日本代表の強化"という点において明確に実績を残すことができ、今後活動する上で大きな励みとなりました」(川淵チェアマン、vol.36)18日臨時理事会で札幌がJリーグ正会員に承認22日'97Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝第1戦(磐田 1-2 鹿島、ジュビロ磐田スタジアム) ニューヒーロー賞は三浦淳宏(横浜F)29日'97Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝第2戦(鹿島 5-1 磐田、県立カシマサッカースタジアム) 鹿島が2勝で優勝12月6日'97サントリーチャンピオンシップ第1戦(磐田 3-2 鹿島、ジュビロ磐田スタジアム)11日Jリーグ2部(仮称)参加クラブ決定 甲府、新潟が承認、山形、東京ガス、NTT関東、大分、鳥栖は法人設立後という条件付き承認、水戸は承認見送り、福島は申請取り下げ13日'97サントリーチャンピオンシップ第2戦(鹿島 0-1 磐田、県立カシマサッカースタジアム) 磐田が2勝で優勝 「第1戦は(中略)Jリーグ稀に見る中身の濃い試合で、しかも劇的なVゴール勝ちというゲームを見せてくれた。第2戦は(中略)ここでも磐田が最後まで粘り強く動き回り、勝利をもぎ取った」(川淵チェアマン、vol.37)15日'97Jリーグアウォーズ開催(横浜アリーナ) 最優秀選手賞はドゥンガ(磐田)18日東京湾アクアライン開通27日1997Jユースカップ決勝(清水 3-0 広島、長居第2陸上競技場)6vol.264 7 Aug. 2018新たに神戸が加わり、Jリーグは17クラブ体制に。写真はデンマーク人FWのラウドルップ浦和 vs 横浜Fは雷雨により浦和市駒場スタジアム内諸室も浸水。臨時実行委員会は7月2日の再試合を決定FIFAワールドカップアジア最終予選に臨む日本代表の壮行試合として開催されたJOMO CUP。写真は中田英寿
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