2015
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46インドネシア代表のイルファン選手(札幌)アジアセンターで大宮アルディージャのサッカー教室を開催。 成長著しいタイ、ベトナムを初めとしたアジア各国の代表選手がJリーグにチャレンジする機会づくりも強化している。 現在、コンサドーレ札幌に所属するインドネシア代表のイルファン選手。怪我にも悩まされたが、今年はJ2リーグ戦6試合に出場を果たし、来シーズンの更なる活躍が期待される。 日本代表戦での活躍が話題になったシンガポール代表GKのイズワン選手が松本山雅FCの練習に参加。ベトナムの黄金世代を代表するグエン・トゥアン・アイン選手も横浜FCへの加入が決定し、この傾向が続けば来シーズン、より多くのアジア選手がJリーグで見られるだろう。 元日本代表の中田英寿氏がイタリアのペルージャに移籍した結果、多くの日本人がペルージャという街を知り、そして訪れたように、アジア選手の加入・活躍は、放送露出を広げるだけではなく、所属クラブとホームタウンの認知向上、そしてインバウンド促進につながることも期待される。 Jリーグは2014年に独立行政法人国際交流基金アジアセンター(以下、アジアセンター)、2015年に独立行政法人国際協力機構(JICA)と提携し、日本とアジアの交流促進及び成長、発展のための取り組みを続けている。そして2015年11月からは、アジアセンターとの共催で、ASEAN10ヶ国を対象にJクラブが指導者及び子供たちを指導するプロジェクトが開始された。 同時に社会貢献活動も展開している。世界では貧しい環境の中、スポーツの楽しさを経験できない子どもたちも多く存在する。Jリーグでは、2011年より、サポーターから寄贈された各クラブのユニフォームを集め、アジアの子どもたちに届けるプロジェクトを実施。これまでに、カンボジア、東ティモール、ミャンマー、ブータン、モンゴルに届けられ、「スポーツ・フォー・トゥモロー」(文科省と外務省による発展途上国のスポーツ分野発展事業)の活動にも認定された。③選手獲得④アジアへの貢献46インドネシア代表のイルファン選手(札幌)アジアセンターで大宮アルディージャのサッカー教室を開催。 成長著しいタイ、ベトナムを初めとしたアジア各国の代表選手がJリーグにチャレンジする機会づくりも強化している。 現在、コンサドーレ札幌に所属するインドネシア代表のイルファン選手。怪我にも悩まされたが、今年はJ2リーグ戦6試合に出場を果たし、来シーズンの更なる活躍が期待される。 日本代表戦での活躍が話題になったシンガポール代表GKのイズワン選手が松本山雅FCの練習に参加。ベトナムの黄金世代を代表するグエン・トゥアン・アイン選手も横浜FCへの加入が決定し、この傾向が続けば来シーズン、より多くのアジア選手がJリーグで見られるだろう。 元日本代表の中田英寿氏がイタリアのペルージャに移籍した結果、多くの日本人がペルージャという街を知り、そして訪れたように、アジア選手の加入・活躍は、放送露出を広げるだけではなく、所属クラブとホームタウンの認知向上、そしてインバウンド促進につながることも期待される。 Jリーグは2014年に独立行政法人国際交流基金アジアセンター(以下、アジアセンター)、2015年に独立行政法人国際協力機構(JICA)と提携し、日本とアジアの交流促進及び成長、発展のための取り組みを続けている。そして2015年11月からは、アジアセンターとの共催で、ASEAN10ヶ国を対象にJクラブが指導者及び子供たちを指導するプロジェクトが開始された。 同時に社会貢献活動も展開している。世界では貧しい環境の中、スポーツの楽しさを経験できない子どもたちも多く存在する。Jリーグでは、2011年より、サポーターから寄贈された各クラブのユニフォームを集め、アジアの子どもたちに届けるプロジェクトを実施。これまでに、カンボジア、東ティモール、ミャンマー、ブータン、モンゴルに届けられ、「スポーツ・フォー・トゥモロー」(文科省と外務省による発展途上国のスポーツ分野発展事業)の活動にも認定された。③選手獲得④アジアへの貢献

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