2015
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 Jリーグは1993年の発足以来、サッカーを通してあらゆるスポーツを老若男女が楽しめる豊かな国をめざしたいという思いから、「Jリーグ百年構想~スポーツでもっと幸せな国へ。~」というスローガンを掲げてスポーツ振興に取り組んでいる。 「Jリーグ百年構想」をより多くの方々に、より身近にわかりやすく伝えていくために、人々のスポーツへのさまざまな関わりを表現した「DO! ALL SPORTS」というキャッチフレーズを掲げ、 「DO! ALL SPORTSスポーツクリニック」を開催している 。 2回目となる2015年の「DO! ALL SPORTSスポーツクリニック」は昨年に引き続き、2回目であり、新潟県新潟市のハードオフ・エコスタジアム新潟で開催し、サッカー、野球、ランニングの各クリニックが行われた。 野球では小宮山悟氏、川崎憲次郎氏、ランニングでは増田明美氏、サッカーからは山口素弘氏、久保竜彦氏、小松原学氏、新井健二氏を講師に迎え、スポーツを楽しんだ。Jリーグ&デロイトトーマツ分析時代の変化に合った地域連携へ各Jクラブは、Jリーグが掲げる「地域密着」を重要な方針とし、その具体的な施策として発足以降継続的にホームタウン活動を行ってきた。地域に根を生やし、少しずつ事業の規模を広げてきたものの、この23年間で多くのホームタウン、特に地方では高齢化や少子化の進展、人口の流出など街を取り巻く状況も変わりつつある。そうした中、JリーグおよびJクラブはホームタウン活動の目的や進め方を見直す時期に来ていると考えられる。一方通行の「地域貢献」ではなく、地域の悩みや課題を企業や団体、個人と協力しながら考え、解決をしようとする「地域連携」に活動内容を昇華できるかが最大の課題。地域の「公共財」的存在としてJクラブが認められつつある中、求められる役割も変わってきている。サッカー、野球、ランニングの各クリニックに5歳児から大人まで男女161名が参加。Jリーグ百年構想の推進HOMETOWN ACTIVITIES31 Jリーグは1993年の発足以来、サッカーを通してあらゆるスポーツを老若男女が楽しめる豊かな国をめざしたいという思いから、「Jリーグ百年構想~スポーツでもっと幸せな国へ。~」というスローガンを掲げてスポーツ振興に取り組んでいる。 「Jリーグ百年構想」をより多くの方々に、より身近にわかりやすく伝えていくために、人々のスポーツへのさまざまな関わりを表現した「DO! ALL SPORTS」というキャッチフレーズを掲げ、 「DO! ALL SPORTSスポーツクリニック」を開催している 。 2回目となる2015年の「DO! ALL SPORTSスポーツクリニック」は昨年に引き続き、2回目であり、新潟県新潟市のハードオフ・エコスタジアム新潟で開催し、サッカー、野球、ランニングの各クリニックが行われた。 野球では小宮山悟氏、川崎憲次郎氏、ランニングでは増田明美氏、サッカーからは山口素弘氏、久保竜彦氏、小松原学氏、新井健二氏を講師に迎え、スポーツを楽しんだ。Jリーグ&デロイトトーマツ分析時代の変化に合った地域連携へ各Jクラブは、Jリーグが掲げる「地域密着」を重要な方針とし、その具体的な施策として発足以降継続的にホームタウン活動を行ってきた。地域に根を生やし、少しずつ事業の規模を広げてきたものの、この23年間で多くのホームタウン、特に地方では高齢化や少子化の進展、人口の流出など街を取り巻く状況も変わりつつある。そうした中、JリーグおよびJクラブはホームタウン活動の目的や進め方を見直す時期に来ていると考えられる。一方通行の「地域貢献」ではなく、地域の悩みや課題を企業や団体、個人と協力しながら考え、解決をしようとする「地域連携」に活動内容を昇華できるかが最大の課題。地域の「公共財」的存在としてJクラブが認められつつある中、求められる役割も変わってきている。サッカー、野球、ランニングの各クリニックに5歳児から大人まで男女161名が参加。Jリーグ百年構想の推進HOMETOWN ACTIVITIES31

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