Ⅰ‐1.RCDエスパニョール Jリーグ欧州スタジアム視察2014報告書 (2014年2月8日(土)~16日(日)) 7 屋根が全体を覆っているので、サッカーの試合では歓声がピッチに降り注ぎ、ビジターチームにプレッシャーをかけることができる。 また、52のスカイボックスと5つのホスピタリティーエリアが4スタンドの上層と下層の間にぐるりと整備されている。 ‣ President Club: 400人収容 ‣ Exective Club: 350人収容 ‣ Corporate Club(3エリア): 各300/300/450人収容 ‣ レストラン: 140人収容/Bar: 27 ‣ 記者席: 133席/車イス席: 191席 ラジオ放送席: 24席 ‣ 駐車場: 230台+隣接のSplau500台 Corporate(ビジネスシート)席は、1企業1年間契約で、€3~8万(420~1,120万円)。 スタジアム中央が最も高く€8万(1,120万円)、 サイドスタンドが€5万(700万円)、ゴール裏が€3万(420万円)である。 (5)スタジアムビジネス 「サッカーのホームゲームは年間20試合程度なので、試合日以外を含め、スタジアムを365日誰かに使ってもらうことをコンセプトにしている(RCDE幹部)」と言われるとおり、2010年には「The Stadium Business Awards 2010 Venue of the Year」を受賞している。 国際親善試合や国際会議、企業のミーティング、企業CM撮影、映画の撮影、スポンサー企業のイベントやパーティー、コンサートなど、年間で試合日以外に100のイベントを開催し、スタジアムの稼働率を上げている。また、スタジアムがお金を生み出す戦略(スキーム)をメキシコや北アフリカといった他国へ売り、コンサルティングも行っている。 ⒸRCDE ⒸRCDE ⒸRCDE
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