Ⅳ‐2.TSG 1899ホッフェンハイム Jリーグ欧州スタジアム視察2014報告書 (2014年2月8日(土)~16日(日)) 50 (3)立体化した広告物 バックスタンドに入ると、ピッチには、巨大な飲料ボトルやパートナー企業のロゴが大きく記されたボールが置かれ、ゴールにも広告が吊るされていた。 (4)メインスタンドはほとんど ホスピタリティ施設 スタンドは1層。メインスタンドだけは、その上に1,364席のビジネスラウンジ、40室のスカイボックスなどが3層にわたって整備されている。ラウンジのない観客席は、メインスタンドにはほとんどない。 夜間照明は、2,000Lux (400kw)。15:30の試合開始だが、雨天なので全点灯されていて眩しい。 映像装置はコーナーに2基、対角線上に設置されている。「大型」ではない。ブンデスリーガは試合中も映像装置を使用してCMが流れるので、コーナーでも目移りする。 スタンドの椅子はすべて跳ね上げ式。最前段に降りてみると、ピッチへの避難階段が付けられていた。イングランドよりも幅が広い。 4.雨の中、29,847人の入場者 (1)サポーターズクラブの旗とともに 両チームのウォーミングアップが終わり、試合開始が近づくと、メインホーム側コーナーから、サポーターズクラブの大旗が25本登場し、ピッチ上に整列すると、サポーターの大合唱が始まった。クラブマスコットの着ぐるみも参加し、ボルテージが上がったところで両チームの選手が入場した。 この日の入場者数は、29,847人。昨シーズンの平均23,230人を大きく上回った。 (2)アウェイ・サポーターはコーナーに アウェイ、シュツットガルト・サポーターの応援エリアは、コーナーに設けられ、トラメガを持ったコールリーダーを中心に、熱い応援が繰り広げられていた。エリアはアクリルボードで囲われ、緩衝地帯も設けられていたが、その外側にあるバックスタンド指定席にも、数多くのシュツットガルト・ファンが詰めかけており、コンコースも含めてホーム側との混在が見られた。 我々の席のまわりも シュツットガルトのファ ンばかり。低迷してい るチームにエキサイト する者もいた。
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