Ｊリーグ欧州スタジアム視察2014

50/63

Ⅳ‐2．TSG 1899ホッフェンハイム Jリーグ欧州スタジアム視察2014報告書 （2014年2月8日（土）～16日（日）） 49 売店付近に緑色のジャンパーと帽子を身に付けたカード販売スタッフが立っており、カード販売や追加チャージに対応している。販売、チャージともに€5、€10と5の倍数単位。小銭には対応しないところは一元客泣かせではある。 3．スタンドにも工夫 （1）スタンドにも命名権 スタジアムに命名権がついているが、スタンド名にも企業名がつけられている。バックスタンドは、右半分がエネルギー会社の「MVVトリビューン」、左半分がディトマール・ホップ氏のIT会社「SAPトリビューン」。ホームゴール裏はビール会社の「ビットブルガー・クルバ」である。 （2）周辺76都市の旗を掲出 スタンドの屋根は、メイン、バック、両サイドの4面すべて、透明のガラス屋根。ピッチの芝への日照対策が施されている。 メインスタンドを除き、バック、両サイドの3方のスタンドの屋根からは、周辺76都市の市章フラッグが掲げられていた。ホームタウンが小さな街だけに、近隣にある市町村のアイデンティティを掲出して、応援してもらう取り組みだ。Jリーグでも、マッチシティといった施策がみられるが、この掲出はスケール感がある。