Jリーグ欧州スタジアム視察2014
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Ⅳ‐2.TSG 1899ホッフェンハイム Jリーグ欧州スタジアム視察2014報告書 (2014年2月8日(土)~16日(日)) 48 2.コミュニティ広場となったコンコース (1)賑わうコンコース 場内に入ると、インナー(内廊下)ではないものの、幅の広いコンコースは、ビールを片手に談笑するファンで賑わっていた。 まず目に入るのが、広い救護室。ゲートからコンコースに入ったすぐ正面にあるため、けがをしたり気分が悪くなったらここへ来れば良い、と誰もが認識でき、その情報がすりこまれる場所に位置している。緩衝エリアとの境には、AEDを背負った救護スタッフが2名配置されていた。 コンコースは、前述のとおり、屋根のあるスタンド軒先まで広がっているので、雨にぬれず、開放感がある。ごみ箱も多く、清潔感があった。 加えて、スタンドの至る所に、カウンター机があり、 観客席に持ちこんで飲食する人は少ない。 (2)売店はすべてキャッシュレス 売店はコンコースに広い間口で営業し、その裏側にあるトイレには、スタンドへのエントランス沿いから出入りする。このため、売店の列と、トイレの行列が被ることがない。 買い物はすべてキャッシュレス。支払いは、achtzehn99(1899の意)カードによる 「Just Pay システム」。観客も販売スタッフも、現金は一切扱わない。 販売スタッフ

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